JOHAニュースレター21_2

(2)総会報告

日時:2011.9.11(日)12:15-13:00

場所:松山大学 8号館844

会長挨拶の後、以下の議案が議された。

第1号議案 2010年度事業報告

2010年度事業報告(2010.7.1-2011.6.30)について、以下の諸点が報告、了承された。

1.会員の拡大

 年次大会の開催、連続ワークショップの開催等を通じ、引き続き会員数の拡大をはかった。会員の入会は、入会申込書の事務局への送付と会費の納入を確認した後、メールや会合時の理事会承認によって完了する。入会連絡に代え、大会時の会誌発行から3月末までの当年度入会者にはメーリングリスト登録と会誌が送付され、4月以降から大会までの次年度入会者にはメーリングリスト登録のみ行われる。入会申込書はjoha.jpからダウンロードが可能である。会員数は大会前9月1日現在で274名を数え、会計年度切替に伴う確認や滞納による退会規定の準用にも関わらず、昨年同期に比べると17名の増加だった。

2.第8回大会の実施と第9回大会開催の準備

 第8回大会を2010.9.11-12に立教大学新座キャンパスで開催した。9.12にはシンポジウム「ジェンダー史とオーラル・ヒストリー」を実施し、「保苅実写真展」を併設した。9.11には連続ワークショップ第4回「発見は何?」を研究実践交流会として、両日に亘って自由研究報告を3分科会で実施した。

 2011.9.10-11に愛媛県松山大学で開催される第9回大会シンポジウムテーマ等について話し合い、会場校の担当理事山田富秋氏を中心に開催準備を進めた。

3.学会誌6号の発行と7号の編集

 学会誌第6号を発行し、第8回大会時に2010年度会費納入済会員に配布した。その他の納入済会員には後日メール便で送付した。主要な図書館には、辞退連絡がない限り寄贈している。

 学会誌第7号には、第8回大会シンポジウムと連続ワークショップについての特集が組まれ、併せて一般公募論文が厳正かつ慎重な査読の後に掲載される。

 会誌販売は丸善を通じ主に大学図書館と書店経由で個人へ、アマゾンを通じて個人へ販売される他、大会時に特別価格での販売を予定している。

4.ワークショップの開催

 会員相互の研究交流の促進を図るため、初の試みとなる連続ワークショップ「私たちの歴史を創造する・私たちの歴史を書く」を2010年5月から2011年2月にかけて開催した。なお、酒井理事を中心に実行委員を会員から公募した。成果については、登壇者を中心に会誌7号に掲載した。後継企画については実行委員を再編成し、「オーラル・ヒストリー・フォーラム」として実施を検討している。

5.ニュースレターの発行

 ニュースレターはJOHA8からJOHA9の間に18-20号を発行し、会員メーリングリストによる配布を基本とし、非メール会員には例外的に郵送した。

6.ウェブサイトの充実

 当学会の情報を一元的に閲覧できるよう、ウェブサイトjoha.jpの充実をはかった。上記ニュースレターから個人情報を除いて一括掲載を行ない、新カテゴリーを加えた。引き続き、英語情報をFacebook内johaページに掲載し、ウェブ記事と伴に学会ツイッターjoha_twitにタイトル投稿した。

7.会員相互の交流の促進

 事務局管理の会員メーリングリストを通じ、理事会と会員、また会員相互の情報交換を促した。なお、メーリングリスト掲載情報は基本的にjoha.jpに全文、joha_twitにタイトルが転載される。

8.震災対応

 被災地域の会員の自己申請によって3名の2011年度会費を免除した。

9.選挙管理委員会の設置

 2011.9大会総会で現理事会が任期満了となるため、事務局長および正会員2名による選挙管理委員会を設置し、会則6-3および選挙規定に基づき、6.30締切で3名連記の郵便投票を実施した。

第2号議案 2010年度決算報告

2010年度決算報告資料に基づき報告、了承された。

第3号議案 2010年度会計監査報告

吉田監事より、「会計帳簿、預貯金通帳、関係書類一切につき監査しましたところ、正確で適切であることを認めましたので、ここに報告いたします。」と報告があり、了承された。

第4号議案 2011年度事業案

2011年度事業案(2011.7.1-2012.3.31)について、以下の諸点が報告、了承された。

1.会員の拡大と維持

 年次大会や連続ワークショップなど、主催行事の実施を通じ、またこれらの情報を以下様々な方法で広報することによって、本学会の周知につとめ、引き続き会員数を拡大する。また、会員の維持と会費収入確保のため、大会後年内を目途に郵送による入金状況確認を行う。入会申込書はjoha.jpからダウンロード可能だが、ウェブの入力フォーム設置なども検討したい。

2.第9回大会の実施と第10回大会の準備

 第9回大会を2011.9.10-11の二日間に亘って愛媛県松山大学で開催し、第10回大会を2012年秋に愛知県名古屋市・椙山女学園大学で開催予定である。

3.学会誌第7号の発行と第8号の編集・発行

 学会誌第7号を発行し、2011年度会費納入者に大会時配布および、大会後にメール便送付する。学会誌第8号には、第9回大会シンポジウム「四国遍路-ピルグリメージとオーラル・ヒストリー」についての特集とワークショップについての特集、および査読を通過した一般公募論文を掲載予定である。引き続き会員をはじめとするオーラル・ヒストリーについての書籍の書評を短文、書評論文を問わず積極的に掲載して行く。会誌の充実と国際化をはかるため、国内外の専門家によるエディトリアルボードの設置を継続して検討する。会誌への主に出版社からの広告についても、理事を中心に積極的に開拓していく。

4.研究会・ワークショップの開催

 オーラル・ヒストリーの実践への理解と会員相互の研究交流を促進するため、連続ワークショップの経験を活かし、本学会主催、公募による実行委員会実施の「オーラル・ヒストリー・フォーラム」を開催する。また、会員が企画・運営するワークショップ、特に若手研究者の活動についても奨励し支援する。

5.ニュースレターの発行

 ニュースレターを大会前後各1回と新年度頃の計3回程度発行し、会員メーリングリスト添付を基本として配布し、主な内容をjoha.jpに転載する。

6.ウェブ情報の充実と改善

 引き続き学会ドメインjoha.jpを維持し、ウェブサイトの充実をはかるとともに、掲載情報のタイトルをtwitter: joha_twitへ転載する。本邦におけるオーラルヒストリー活動史のアーカイブとしても、本会設立前後の状況について、会員から提供された情報を元に記録・蓄積する。ウェブ上に英語化した情報を増やし、Facebook英語ページへ転載し、グループページの内容を充実させる。学会リーフレット等のデータを活用し、ポータルページを設ける等、専属担当者を再検討してデザインの改善を図る。

7.会員相互の交流促進

 新規会員など会員の異動をニュースレターを通じて会員に周知し、相互の交流に役立てる。メーリングリストによる会員間の情報交換を活発にし、外部からの情報も広報委員を中心に吟味し、理事会のみならず会員と共有する。会員の出版、活動情報についてもニュースレター等を通じて積極的に共有する。

8.海外のオーラル・ヒストリー団体との交流

 国際交流担当理事を中心に、海外のオーラル・ヒストリー団体との交流を促進し、会員に情報提供を行う。主にIOHAやOHA等との具体的な交流体制を今後の検討課題とする。

9.学会リーフレットの作成

 本学会の広報を目的とした学会リーフレットを作成し、印刷版の主催行事や関連学会での配布や、joha.jpでの電子版の提供を開始する。

第5号議案 2011年度予算案

2011年度予算案資料に基づき報告、了承された。

第6号議案 2011/2013 理事選挙報告

2011/2013 理事選挙報告について、以下の通り、報告された。

 2011年7月6日、立教大学にて、2011/2013理事選挙(6月30日消印有効)の開票作業を行いました。投票状況は以下の通りです。

郵送による投票総数: 63

白票による無効投票: 1

3名以内連記の投票総数: 172

日本オーラル・ヒストリー学会 2011/2013選挙管理委員会(五十音順)

野本 京子・舛谷 鋭・矢吹康夫

 なお、会員投票は選出理事の確定が目的で、選出理事による会長の互選および推薦理事の選出が行われ、2011/2013理事会構成原案が以下の通り総会提案され、承認された。

理事会(第五期)

<任期 2011年大会後から2013年大会まで>

会長塚田 守

事務局長山田 富秋

会計橋本 みゆき

編集委員長河路 由佳

委員森 武麿

委員山村 俶子

委員仲 真人

研究活動委員長小倉 康嗣

委員和田 悠

委員折井 美耶子

委員山本 唯人

広報委員長川又 俊則

委員松田 凡

国際交流委員吉田 かよ子

監事

有末賢・野本 京子

(舛谷 鋭)