2023年度飯田市連携シンポジウム 中国残留日本人「三世・四世」と名乗るということ -その意味と意義を問う-

主催: 飯田市大学誘致連携推進室
後援: 日本オーラル・ヒストリー学会、満蒙開拓平和記念館

日時:2024年2月10日(土)13時~16時
形式:ハイブリッド(対面+オンライン)
現地会場:飯田市「ムトスぷらざ3階大会議室C・D」(丘の上結いスクエア3階)
https://yui-square.jp/

■ 趣旨:
 日中国交正常化から52年、中国「残留婦人」や「残留孤児」とその家族の日本への「帰国」から半世紀以上が経ちました。この間かれらを取り巻く状況は大きく変化しました。この状況のなかで、「日本生まれの三世・四世」が社会に飛び立っています。かれらは、「満洲」、中国「残留」、日本「帰国」そして定住化という自らに続く100年の歴史をどう受け止め、その人生をどう生き抜き、自分たちのことをどう名乗っているのでしょうか? かれらの生きられた経験と問いは、同世代はもちろん、日本社会に様々に問いかけています。
 「戦争の時代」「戦時下で生きる」という言葉が現実味を持ついま、この4人の若者の経験と問いに耳を傾け、共に語り合うために本シンポジウムは企画されました。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

■ プログラム
13:00  挨拶、趣旨説明:蘭信三(大和大学/上智大学)
13:15  報告:山崎哲(一橋大学大学院:残留婦人三世)、森川麗華(東京大学大学院:残留婦人四世)
14:25 コメント:大橋遼太郎(東京理科大学大学院:残留孤児三世)、田中はるか(素材メーカー会社員:残留孤児三世)、伊吹唯(熊本保健科学大学)
15:15  質疑応答・総合討論

■記録
飯田市のyoutubeチャンネルに公開予定

■ 申込
【対面参加をご希望の場合】
申込不要。直接会場へお越しください。

【オンライン参加をご希望の場合】
2024年2月8日(木)までに下記申込フォームから申し込みください。
お申込みいただいたメールアドレスへ参加用リンクをお送りします。

https://us06web.zoom.us/meeting/register/tZcqceiqrzssHdGYQkU_mx1IARu0Uogbk5zB

■問い合わせ
飯田市大学誘致連携推進室
電話:0265-22-4511 (内線2251)
メール:idaigaku[a]city.iida.nagano.jp
   ※[a]を@に変換してください。


JOHA第21回大会のお知らせ(2023年11月10日~12日開催)

2023年度のJOHA第21回大会の日程および報告者募集のご案内です。
JOHA第21回大会は、11月10~12日に琉球大学にて、現在のところ対面・オンライン併用のハイブリッド開催を予定しております(10日はエクスカーションを予定)。
大会の詳細は、大会プログラムが確定する夏頃に決定次第、メーリングリストで会員のみなさまにお知らせするとともに、ウェブサイトに掲載します。ふるってのご応募お待ちします。

◎第21回日本オーラル・ヒストリー学会大会
【日時】2023年11月10日(金)・11日(土)・12日(日)
【会場】琉球大学 (沖縄県中頭郡西原町字千原1番地

自由報告(個人報告/共同報告/テーマセッション)報告者募集

  • 個人報告および共同報告は、報告20分・質疑応答10分(合計30分)で構成されます。
  • 自由報告部会は11月11日(土)午前と12日(日)午前の見込み。ほかに総会・シンポジウムなど。
  • テーマセッションは、150分間(上限)の時間枠で設定できます。1人あたり報告時間は20分を目安とします。
  • 全体の時間配分・報告者人数・報告順・コメンテーターは、コーディネーターが調整してください。

【募集期間】
2023年5月1日〜8月1日

【募集要項】
◆申し込み資格

  • 申込時点でJOHAの会員であること、および2023年度会費納入済みであること(会費納入のご案内、振り込み用紙は4月中に郵送いたします)。

◆申し込み方法

申込用紙(個人・共同報告)/(テーマセッション

  • 所定の申込用紙に記入し、メール添付で、必ず下記2アドレス両方宛にお送りください。
  • JOHA事務局・佐藤量 joha.secretariat[at]ml.rikkyo.ac.jp
  • 研究活動委員会委員長・安岡健一 yasuoka.kenichi.hmt[at]osaka-u.ac.jp
  • 迷惑メール防止のため[at]としております。メール送信の際には[at]を@に変換してください。
  • 折り返し、事務局より受付の返信をします。返信がない場合は、ご面倒でもお問い合わせください。
  • メールで連絡できない方は、申込用紙をJOHA事務局へ郵送してください。受領連絡が必要な場合は返信用ハガキを同封してください。
  • 〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1  立命館大学大学院先端総合学術研究科 日本オーラル・ヒストリー学会事務局 佐藤量宛

◆申込締め切り
8 月1日(火)(必着)

◆問い合わせ先:日本オーラル・ヒストリー学会事務局 佐藤量
  joha.secretariat[at] ml.rikkyo.ac.jp

日本オーラル・ヒストリー学会奨励賞の募集について

この度日本オーラル・ヒストリー学会では、オーラル・ヒストリー研究の発展に寄与し、将来性に富む優れた研究業績を顕彰するために「日本オーラル・ヒストリー学会奨励賞」(著書の部、論文の部)を設けました。 自薦・他薦を問わず、会員の皆様からのご推薦をお待ちしております。

【受賞資格者】
受賞時において本学会に在籍し、顕著な研究業績を公刊した会員とします。

【受賞対象】
受賞資格者が公刊した著書または論文で、以下のいずれかに該当するものを対象とします。
・著書の部:著者の最初の単著書(刊行年月日:2018年10月1日~2022年10月31日まで)
・論文の部:『日本オーラル・ヒストリー研究』に掲載された投稿論文(対象:15~18号に掲載されている論文)

【提出書類】
所定の推薦用紙をダウンロードし、必要事項をご記入の上、下記送付先までお寄せください。

奨励賞推薦用紙(word)

【応募期間】
2023年4月1日〜5月31日

【書類送付先】
日本オーラル・ヒストリー学会事務局
joha.secretariat@ml.rikkyo.ac.jp

奨励賞の詳細については、日本オーラル・ヒストリー学会奨励賞規約をご確認ください。

オーラルヒストリー実践ワークショップ「現地と作品を結ぶ」

JOHA オーラルヒストリー実践ワークショップ「現地と作品を結ぶ」
<<< 著者とともに『消されたマッコリ。』の舞台を歩く >>>

定員に達したため参加申込は締め切りました(2018.5.30)

ワークショップチラシ(PDF)

 伊地知紀子さんの『消されたマッコリ。──朝鮮・ 家醸造酒文化を今に受け継ぐ』の舞台となった大阪・多奈川地域を、著者と歩きながら、オーラルヒストリー作品化の方法を学び、参加者で話し合います。
同書は、マッコルリ(どぶろく)密造摘発の「多奈川事件」を取り上げながら、地域で差別と共生の歴史を生きてきた人びとの姿に迫る、温かな視点で書かれた魅力的な作品です。関心の発端や、地域のさまざまな方への聞き取り、地元で蓄積されてきた資料の活用など、作品ができるまでの過程の著者のお話は、調査研究・実践活動にすでに取り組んでいる/これから始めたい人にとって、きっと参考になるはずです。

【日時】2018年6月10日(日)13時集合
*昼食を済ませて集合、雨天決行。
【場所】大阪府泉南郡岬町多奈川地域。集合・解散は南海電鉄多奈川駅改札前
岬町観光交流課『岬町ガイドブック』 最終ページに地図があります。
*「新大阪」から約1時間半。特急サザンから「みさき公園」で乗り換えて3駅目=終点。
*駅周辺には当日利用可能な飲食店・コンビニ等はありません。

【講師】伊地知紀子さん 大阪市立大学教員、専攻は朝鮮地域研究・生活世界の社会学・文化人類学。
【参加費】JOHA会員500円(学生他も同額)、非会員1000円
【対象】オーラルヒストリーの作品化の方法や、本書のテーマに関心がある人20名程度
*参加申込み・問い合わせはJOHA研究活動委員会(連絡先は下記)まで。定員に達したら受付を終了します。

【内容】
①著者の案内で地域歩き(地域の方の話を含む)、②著者のお話、③全員で話し合い
*主な立ち寄りポイント:岬町文化センター、正教寺、「トンクルトンネ」(朝鮮人が多い集落)、戦時中に掘られたトンネル跡、労務者収容所跡等。
*大きい荷物は岬町文化センターに置くことができます。
*2㎞ほど歩くので(坂道あり)、歩きやすい服装・靴で来てください。

☆事前に『消されたマッコリ。』(2015年、社会評論社刊、本体価格1800円)を読んできてください。初版が残り僅少とのこと、早目の入手がおすすめです。

【主催】日本オーラルヒストリー学会(JOHA) JOHA研究活動委員会
(連絡先=コーディネータ・橋本みゆき johakenkatsu8[at]gmail.com [at]を@に替えてメールを送信してください)

JOHA16(第16回学会大会) 自由報告エントリー募集

 JOHA第16回大会を以下のように開催いたします。つきましては自由報告(個人報告/共同報告/テーマセッション)の報告者を募集します。

第16回日本オーラル・ヒストリー学会大会
日時:2018年9月1日(土)~2日(日)
会場:東京家政大学板橋キャンパス(JR埼京線・十条駅)(予定)
  1日(土)午後:自由報告13:00~15:30・大会校企画シンポジウム(予定)
  2日(日)午前:自由報告9:30~12:00、午後:総会・シンポジウム

〇自由報告(個人報告/共同報告)は、報告20分・質疑応答10分(合計30分)で構成されます。
〇テーマセッションは、150分間(上限)の時間枠で設定されます。各報告時間は個人発表に準じて1人20分を目安とし、セッション全体の時間配分・報告者人数・報告順・コメンテーターはコーディネーターが調整してください。

報告を希望する会員は、以下の応募要項に沿ってお申し込みください。
申込用紙ファイルは下記(クリックするとWordファイルをダウンロードします)
 個人報告/共同報告申込用紙
 テーマセッション申込用紙

【応募要項】
◆申し込み資格
申込時点でJOHAの会員であること、および2018年度会費納入済みであることです。
(会費納入のお知らせ、振り込み用紙は4月中に郵送いたします)

◆申し込み手続き
1.申込用紙に必要事項を記入し、メール添付で下記2アドレスにお送りください。

JOHA事務局・人見佐知子(joha.secretariat[at]ml.rikkyo.ac.jp)
研究活動委員会委員長・田中雅一(shakti[at]zinbun.kyoto-u.ac.jp)

必ず両方宛にお送りください。折り返し、事務局より受付の返信をします。返信がない場合は、ご面倒でもお問い合わせください。
※迷惑メール防止のため[at]としております。実際のメールは[at]の部分は@を入力ください。

2.メールで連絡できない方は、申込用紙をJOHA事務局へ郵送してください。受領連絡が必要な場合は返信用ハガキを同封してください。

〒577-0813
大阪府東大阪市新上小阪228-5
近畿大学Eキャンパス文芸学部 人見佐知子研究室内
日本オーラル・ヒストリー学会事務局

◆申込締め切り
6月2日(土)(必着)

◆問い合わせ先:日本オーラル・ヒストリー学会事務局(上記参照)
JOHA事務局・人見佐知子 (joha.secretariat[at] ml.rikkyo.ac.jp)

『戦争と性暴力の比較史へ向けて』刊行記念シンポジウム

下記のとおり、『戦争と性暴力の比較史へ向けて』刊行記念シンポジウムを開催いたします。

上野千鶴子・蘭信三・平井和子編『戦争と性暴力の比較史へ向けて』(岩波書店、2018年)

チラシPDF 0513symposium

概要
日時:2018年5月13日(日)13:00〜18:00
会場:上智大学四谷キャンパス2号館401室
〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1
(JR中央線、東京メトロ丸ノ内線・南北線/四ッ谷駅麹町口・赤坂口から徒歩5分)
キャンパスマップ
事前予約不要・資料代1000円

プログラム
総合司会 蘭信三・佐藤文香
13:00〜13:10 編者開会挨拶 上野千鶴子
13:10〜14:50 第1部 コメント『戦争と性暴力の比較史へ向けて』をどう読むか?
川喜田敦子(中央大学)
中村理香(成城大学)
桜井厚(日本ライフストーリー研究所)
岡野八代(同志社大学)
岩崎稔(東京外国語大学)
<休憩>
15:30〜16:20 第2部 執筆者からのリプライ
16:20〜17:50 第3部 総合討論
17:50〜18:00 編者閉会挨拶 平井和子
18:30〜20:00 懇親会

コメンテーター・プロフィール
川喜田敦子:ドイツ現代史、『ドイツの歴史教育』(白水社、2005年)
中村理香:アジア系アメリカ文学・文化/ジェンダー論/ポストコロニアリズム理論、『アジア系アメリカと戦争記憶―原爆・「慰安婦」・強制収容』(青弓社、2017年)
桜井厚:社会学・ライフヒストリー/ライフストーリー研究・社会問題研究、『境界文化のライフストーリー』(せりか書房、2005年)
岡野八代:政治思想史/フェミニズム理論、『フェミニズムの政治学―ケアの倫理をグローバル社会へ』(みすず書房、2012年)
岩崎稔:哲学/政治思想、「〈慰安婦〉問題が照らす日本の戦後」『岩波講座アジア太平洋戦争 記憶と認識の中のアジア・太平洋戦争』(岩波書店、2015年、長志珠絵との共著)

主催:『戦争と性暴力の比較史へ向けて』刊行記念シンポジウム実行委員会
連絡先:kaken25245060[at]gmail.com
[at]を@に変えて送信してください。

JOHAシンポジウム「オーラルヒストリーのアーカイブ化を目指して」

下記のとおり、JOHAシンポジウム「オーラルヒストリーのアーカイブ化を目指して」を開催いたします。みなさまのご参加をお待ちしています。

 

チラシPDF JOHA20180317

 

■日時 2018年3月17日(土)13時30分~17時30分
■会場 上智大学2号館3階309室

 

■プログラム                 モデレータ・司会 蘭 信三
趣旨説明(13:30~13:40)

蘭 信三(上智大学)

〇第一報告(13:40~14:05)
 オーラルヒストリーを受け継ぐために-飯田市歴史研究所での経験から-

安岡健一(大阪大学)

〇第二報告(14:05~14:30)
 地域女性史とオーラルヒストリー-その展開と保存の可能性をめぐって-

 宮﨑黎子(地域女性史研究会)

〇第三報告(14:30~14:55)
 オーラルヒストリーとアーカイヴ化の可能性
 —2012年質的データアーカイヴ化研究会調査より—

小林多寿子(一橋大学)

〇第四報告(14:55~15:20)
 北米におけるオーラルヒストリーのデジタルアーカイビング
 —UCLA JARP COLLECTION を中心に—

森本豊富(早稲田大学)

<小休憩>(15:20~15:35)*質問票回収
〇コメント(15:40~16:00)

福島幸宏(京都府立図書館)

〇総合討論(16:00~17:25)
〇閉会(17:25)                   大門正克(横浜国立大学)

 

参加無料・登録不要

 

■主催:日本オーラル・ヒストリー学会、
■問い合わせ先:kaken25245060(at)gmail.com
(at)を @ に差し替えてください。
■共催:日本移民学会・総合女性史学会

 

■シンポジウム趣旨:
 オーラルヒストリーのアーカイブ化/コレクション化は、英米では1980年代から始まっている。日本でも、21世紀になって政策研究大学院大学21世紀COE『オーラル・政策研究プロジェクト』で聞き取られた多数の「公人のオーラルヒストリー」が国会図書館憲政資料室に所蔵されている。東京外国語大学同COE『史資料ハブ地域文化研究拠点』でもオーラル資料の蓄積が行われてきた。また、沖縄県公文書館では1960年代からの膨大な沖縄戦証言記録のオーラルアーカイブ化が進められてきたし、大阪社会運動協会で1980年代に聞き取られた労働運動家のオーラルヒストリーも2015年にウエブサイト上に公開された。
 近年のアーカイブ学は目覚ましく、資料のデジタル・アーカイブ化が急速に進んでいる。とりわけ国立国会図書館は、書籍に加え文化財・メディア芸術・放送番組を含め、地方アーカイブをも統合するポータルサイト構築に向け「ジャパンサーチ(仮)」が準備されている。
 しかし、このような活動にもかかわらず、移民史研究、地域女性史研究、戦争体験の継承等々の公共性の高い多様なオーラルヒストリー(音声資料)は私蔵されがちだし、各地で整備されたコレクションのネットワーク化も十分にはネットワーク化されていない。
 日本オーラル・ヒストリー学会(JOHA)は、公共性の高いオーラルヒストリーのアーカイブ化への公的な仕組みづくりに取り組むべき時が来たと判断し、各領域でこの課題に造詣の深い方々を招き、日本におけるこの「公的な仕組み」の可能性と課題について論じる。
 本シンポジウムは、本学会だけでなく日本移民学会、総合女性史学会等関連学会や、公立図書館とも連携し、領域横断的な取り組みとなることが期待されよう。

 

■登壇者・参考文献紹介(報告順)
〇安岡健一氏(大阪大学大学院准教授・歴史学)「飯田市歴史研究所におけるオーラルヒストリー」『飯田市歴史研究所年報』13号、2015年。
〇宮﨑黎子氏(地域女性史研究会・女性史)「史資料保存と公開(活用)の現状と可能性」オーラルヒストリー総合研究会編『歴史と自己の再発見-オーラル・ヒストリー総合研究会10年の記録 2003-2013』2014年。
〇小林多寿子氏(一橋大学大学院教授・社会学・JOHA)「質的調査データの公共性とアーカイヴ化の問題」『フォーラム現代社会学』13巻、2014年。
〇森本豊富氏(早稲田大学大学院教授・移民研究・日本移民学会)「移民研究の連携-資料の収集から活用まで」我部政明ほか編『人の移動、融合、変容の人類史-沖縄の経験と21世紀への提言』彩流社、2013年。
〇福島幸宏(京都府立図書館・歴史学/アーカイブズ/デジタルアーカイブ)「地域拠点の形成と意義」知的資源イニシアティブ編『デジタル文化資源の活用-地域の記憶とアーカイブ』勉誠出版、2011年。

JOHA15(第15回学会大会) 自由報告エントリー募集

JOHA第15回大会の自由報告の報告者(英語報告部会を含む)を募集します。

1.自由報告エントリー募集
報告を希望する会員は、申込用紙に氏名・所属(あるいは職業)・住所・電話番号等・報告種別(個人・共同)・報告タイトル(日本語および英語)、報告要旨(300字、日本語)、情報機器利用の有無を添えて、以下の手続きでお申し込みください。(申込用紙ファイルはこちら→JOHA15entry
申込は電子メールにファイルを添付して、または郵送でお願いします。申込資格は、申込時点でJOHAの会員であること、および2017年度会費納入済みであることです。
締切りは6月19日(月)(必着)です。

第15回日本オーラル・ヒストリー学会大会
日時:2017年9月2日(土)~3日(日)
2日(土)午後:自由報告・大会校企画シンポジウム・懇親会
3日(日)午前:自由報告、午後:総会・シンポジウム
自由報告部会:2日(土)13:00~15:00、
3日(日)9:00~12:00(両日とも予定)
会場:近畿大学東大阪キャンパス(近鉄大阪線・長瀬駅)
〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1
問い合わせ先:日本オーラル・ヒストリー学会事務局(下記参照)

2.テーマ・セッションについて
ニュース・レターでテーマ・セッションを公募すると予告していましたが、事前に公募できませんでした。不手際を深くお詫びいたします。そこで、今回は準備されていた会員のために、自由応募で応募され、代表の方が、「部会をグループで構成したい」旨を添えて、申し込んでください。

JOHA事務局・佐々木てる (joha.secretariat[at]ml.rikkyo.ac.jp)
研究活動委員長・蘭信三 (araragi[at]sophia.ac.jp)

◆自由報告申し込み手続き
1.申込用紙に記入し、メールに添付して、必ずJOHA事務局・佐々木てる(joha.secretariat[at]ml.rikkyo.ac.jp)と研究活動委員会委員長・蘭 信三(araragi[at]sophia.ac.jp)の両方宛にお送りください。折り返し、事務局より受付の返信をします。返信がない場合は、ご面倒でもお問い合わせください。
※迷惑メール防止のため[at]としております。実際のメールは[at]の部分は@を入力ください。
2.メールで連絡できない方は、申込用紙をJOHA事務局へ郵送してください。受領連絡が必要な場合は返信用ハガキを同封してください。

〒030-0196 青森県大字合子沢字山崎153-4
青森公立大学 佐々木てる研究室
日本オーラル・ヒストリー学会事務局
FAX 017-764-1570
メールアドレス joha.secretariat[at]ml.rikkyo.ac.jp

シンポジウム開催のお知らせ 「エゴ・ドキュメント/パーソナル・ナラティヴをめぐる歴史学と社会学の対話」

2017年3月11日に、上智大学にて、シンポジウムを開催いたします。多くの方々のご参加をお待ちしております。是非奮ってご参加ください。

*ポスター(JOHAsympo2017.3.11poster
JOHA会員の石川良子さん(松山大学)が作成してくださいました。

「エゴ・ドキュメント/パーソナル・ナラティヴをめぐる歴史学と社会学の対話」

■趣旨
欧米の歴史学の最新の動向を積極的に紹介してきた長谷川貴彦氏によれば、言語論的転回後の欧米の歴史学では、「物語」の復権と「主体」の復権が試みられてきた(長谷川貴彦『現代的史学への展望』岩波書店、2016年)。「主体」の復権の中心的な概念は「経験」と「実践」である。「経験」は、意味を積極的に創出する過程として、また世界を構造化する過程としてとらえられ、「実践」は、スクリプト(台本・脚本)とパフォーマンス(演技)の二つの領域から構成されているとする。ここでの「主体」は、個人の解放を意味しているわけではないが、構造主義的な決定論からは決別し、状況への対応や対応過程における意味の創出に注目することで、主体の動機づけや行動様式に関心が集まるようになってきた。

「主体」の復権とかかわって注目されているのが「パーソナル・ナラティヴ」論である。「パーソナル・ナラティヴ」は、オーラル・ヒストリーの中心的なテーマであり、オーラル・ヒストリーを通じて個人史の研究が蓄積されてきた。それに対して、言語論的転回後の欧米の歴史学で注目されているのが、エゴ・ドキュメントと呼ばれる一人称で書かれた史料である。自叙伝や日記、書簡などを対象にして、近代から近世、中世にまで至るエゴ・ドキュメントの研究が産出されている。史料の「形式」や「言葉遣い」、「慣習」「プロット」などに関心を寄せるなかで、女性の語りや貧民の語り、奴隷の語りなど、主に民衆の歴史を、エゴ・ドキュメントを通じた文字史料による「パーソナル・ナラティヴ」研究として進展させている。

このエゴ・ドキュメントにいち早く注目し、紹介するとともに、自らの歴史研究の一環に組み込んできた長谷川貴彦氏(北海道大学)をお招きし、「エゴ・ドキュメント/パーソナル・ナラティヴをめぐる歴史学と社会学の対話」のシンポジウムを開催することで、今次の研究活動の共通テーマである「歴史研究にとってのオーラル・ヒストリー」の議論をさらに展開させてみたい。

シンポジウムでは、長谷川貴彦氏と朴沙羅氏(神戸大学、社会学/移民研究・レイシズム研究)に報告をお願いし、好井裕明氏(日本大学、社会学)にコメントをお願いした。朴氏は、オーラル・ヒストリーの研究史整理を通じて方法に対する問題提起を重ねるとともに、他方では、占領期の「密航」を通じて「朝鮮人」と「不法入国」の定義を検証することで、境界をめぐる考察を重ねている。好井氏は、社会学の分野で、一貫してオーラル・ヒストリーについて発言し続けてきている。歴史学/歴史社会学/社会学の対話を通じて、エゴ・ドキュメント/パーソナル・ナラティヴをめぐる議論を発展させたい。

■日時  2017年3月11日(土) 13時30分~17時30分
■場所  上智大学(東京) 2号館5階508室
■主催  日本オーラル・ヒストリー学会
■共催  上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科

■登壇者
◯報告者 長谷川貴彦氏
◯報告者 朴沙羅氏
◯コメンテーター 好井裕明氏
◯司会 大門正克

(研究活動委員 大門正克)

『日本オーラル・ヒストリー研究』第13号 原稿募集

論文、研究ノート、聞き書き資料、書評、書籍紹介の原稿を募集いたします。 投稿希望者は『日本オーラル・ヒストリー研究』第 12 号の投稿規定・執筆要項*を参照の上、以下の編集委員会メールアドレスまで原稿を送付ください。図版の著作権をはじめ、図版の文字換算など、前号からの修正点が多々ありますので、ご注意ください。
*投稿規定・執筆要項(JOHA2017_規定_要領

提出原稿は、査読審査を経たのち、6月中旬ごろに掲載の可否が決定します。

前号より原稿の提出は、メールで添付することとなりました。以下のアドレスに送付ください。学会大会で発表されたみなさんをはじめ、会員のみなさまからの投稿をお待ちしています。 投稿に関し、質問があれば、お気軽に以下の問い合わせ先にお訊ねください。

募集期間:2017年3月20日〜31日(〆切厳守は従来通りですが、メールによる事故を防ぐため、今回は提出期間を設けます。ご協力ください)。

問合せ・応募原稿送付先:joha_journal (at) ml.rikkyo.ac.jp
(”(at)”部分を@ に替えて送信してください。)

編集委員長 赤嶺淳