JOHAニュースレター21_3

(3)理事会報告

1.第四期 第8回理事会

日時:2011年6月25日(土)13-17時

場所:立教大学5号館1階第二会議室

出席:清水、桜井、酒井、小林、有末、山田(書記)、松田、河路、舛谷(順不同)

委任欠席:滝田、好井、野本、倉石、中尾

1.議事録確認

 その場において承認された。他に何か指摘があれば個々にメールで事務局長に連絡する。確定した議事録は会報に掲載する。

2.会長、会長補佐報告

 震災対応:事後承認という形で、被災地域の会員の自己申請によって今年度(2011)会費を免除する。ウェブに掲載した。他の学会から迅速でしっかりした対応であるという高い評価をもらった。

3.事務局報告

(1)震災対応

実際には3名の方から申請があった。一人の方はシンガポールOHC複製資料の破損も報告されていた。他に立教大学の大学院生会員と千葉県の会員が申請した。次期理事会に対して、今後どのように継続するかの判断を申し送る。

(2)理事選挙後の新旧理事の引き継ぎについて

大会1日目の11時開催予定の理事会に新理事も入ってもらって、新旧引き継ぎ会議も行い、新理事会は大会2日目の午後5時から6時まで行う予定。

(3)理事選挙

6月末が選挙〆切で、選挙実施中である。5通ほど住所不明で戻ってきている。会費納入を直前に行って届いた住所なので、チェックする必要がある。7月3日頃に開票し、上位8名の方を決定し、会長を互選してもらう。選挙権がある会員は、規定通りだと4月末会費納入だが、今年度会計年度を変更したので、5月20日までの会費納入に修正して対応したが、今回限りとしたい。

 また、学会発表と学会誌投稿それぞれの〆切時期について、年度の変更があり、当年度の会費納入のチェックが難しくなったので、前年度(3月末まで)の会費納入があれば、発表資格と投稿資格ありとすることにしたい。ただし、論文投稿者には、会誌発行までに今年度会費を払うよう注意を喚起する。学会誌は大会開催時に発行し手渡しもするので、学会発表者には大会時までか、その場で今年度会費を払うようにお願いできる。

(4)新旧理事会引き継ぎ内容について

-新入会員の承認は全員のOKメールがなくても、反対がなかったということで承認する慣習をとってきた。

-入会を承認してから会費を払うという後払い方式は取らない方が良いのではないか。最初に入会希望者に会費を払ってもらい、後から承認する形式にした方が、現実的に会員確保につながる。

-2年以上未納者は退会になる。しかしそのときに警告をする。今回の警告で20数名、退会者が出てきた。現在230名の会員数。300名会員が超えると、事務局外注も視野に入れた方が良い。

-新理事体制について、今回の新規定選挙は重任理事が外れ、過去からの引き継ぎが難しくなる恐れがあるので、上位8名の選出理事会合の際、現会長、会長補佐、それに選挙管理委員が冒頭のみ陪席し、新しい理事体制の組み方についてアドバイスする。

-国際関係について。学会誌や学会ニュースの英語チェックを担っていた会員が退会されたので、後継候補を挙げる必要がある。会議の終わりに候補者が推薦された。

-メールで連絡のあった、ドイツの研究者と有末理事が連絡をとることになった。今後、こうした外部からの問い合わせについては、理事会に確認の上、応答が可能な内容の場合は広く会員に募ることも考えられる。

-理事会でのスカイプやテレビ会議使用については決定せず、次期に申し送る。

-理事会の地方開催については、これまで多くの理事が関東在住だったので、東京にしていた。今後は経費削減になるようなかたちで開催場所を考えてはどうか。現在、理事会交通費は往復実費マイナス5000円でお願いしている。東京以外の大会実施時の理事会が分散化の第一歩となる。

4.編集委員会報告(有末)

 昨年の学会のシンポジウム「ジェンダー史とオーラルヒストリー」を特集1にし、特集2として連続ワークショップ登壇の6人に原稿依頼した。6月末原稿締め切り。酒井先生に英語論文3本をチェックしてもらった。投稿論文は7本あったが、査読をパスしたのは2本のみである。今回は査読結果が分かれ、第三査読にまわったケースがあった。書評は3冊についてお願いしている。

 査読プロセスについては、会員にある程度透明化して伝えることが必要である。公平なプロセスであることを会員に周知する。編集後記に投稿本数と採択本数を報告し、採択可能になるような問題点を投稿者に説明することは必要である。また、困難ではあるが、実際の編集委員会を今後はもっと多く開催してほしい。

 日頃、会員の出版情報についても会員に周知させるような方法があったほうが良いのではないか。今後はニュースレターに会員の出版情報も掲載するようにする。学会大会記録については、ニュースレターとウェブに載っている。次号から大会の実施プログラムを学会誌に載せることにする。

 シンポジウムについては、必ず発表内容を学会誌の原稿にするので、開催校が録音を担当する。録音データは次年度編集委員会に送付する。

5.会計報告(酒井)

 学会費の達成率は約7割。通信費が予算の十万円では足りない。連続ワークショップでの謝金がけっこうかかった。来年度予算は今年度理事会が作成し総会で提案する。今後は会員数の7割実績で会費収入を見積もり、来年度は選挙がないので、郵送費は少なく見積もる。

 今年度の大会から学会補助として15万円から20万円に増額し、大阪からの非会員登壇者には旅費と宿泊費を支給することにする。

 ワークショップの企画者の予算枠は今回をきっかけとして作った方が良い。研究活動委員会が旅費の一部について支援することにする。今年度の企画者会員には、新幹線で換算した往復交通費を補助する。ワークショップの予算については、今後は受付アルバイト代は支払わないことにする。

6.研究活動委員会

 学会当日の運営とプログラムについて調整する。学会運営マニュアルを事務局から大会校に送ってもらう。各部会の司会の選定方法として、大会参加を促すため、理事以外の会員をまず第1候補とすることになった。推薦された一般会員の都合が悪い場合に、代替候補として理事が司会にあたることにする。司会候補者として、以下の方々が推薦された。事務局と確認の上、大会開催校の理事が依頼のメールを送る。

 研究実践交流会については担当会員から7月中旬までに企画を提出してもらう。

7.ワークショップ

 7月30日に大阪経済法科大学においてワークショップを、企画者中心に行う。全体の年間計画は決まっておらず、開催前にそれぞれ企画する。学知と非学知のはざまについて議論していきたい。今年は参加者間の議論が活発である。

8.広報委員会

 7月15日に委員会を開き、ニュースレター原稿の締め切りにする。また、ニュースレター送付が遅れる場合には、学会主催のエクスカーションと弁当予約、それに周辺ホテル案内を先に学会員にメールで一斉配信することになった。

 学会案内リーフレットについては、日本生活学会のパンフレット等を参考にして、原案を作成する。

9.国際交流委員会

 中尾理事からのメールを代読。IOHAから震災へのお悔やみがあった。

10.次期大会開催校

 横浜市立大学、椙山女学園大学、京都文教大学、立教大学新座キャンパスが次期候補として挙げられた。

11.その他

 吉田かよ子会員から翻訳出版予定のRecording Oral Historyの推薦文を現会長に書いてもらえないかという依頼があり、了承した。

2.第四期 第9回理事会

日時:2011年9月10日(土) 11時~12時25分

場所:松山大学8号館853

出席:清水、桜井、酒井、小林、野本、中尾、山田、河路、舛谷(順不同)

委任欠席:滝田、有末、好井、倉石、松田

1.前回議事録確認(舛谷)

国際交流について、IOHA次回大会の補足があった。

2.会長、会長補佐報告(清水、桜井)

二年間の理事会活動への労いが述べられた。

3.事務局報告(舛谷)

-会誌バックナンバーの販売可否が諮られ、大会時に限り、前々号以前号を1000円で販売することになった。

-引継準備状況について報告があった。

-総会資料が提示され、確認した。

4.会計報告(酒井)

-総会資料が提示され、確認した。

5.編集委員会報告(舛谷代)

-例年通り大会に合わせた7号刊行が報告された。プログラム確定版については次号からの掲載としたい。

6.広報(小林)

-学会パンフ(日本語版)が完成し、披露された。今後広報に活用する他、学会ウェブでもダウンロード可能にしたい。今後改定の際はロゴや写真を工夫するとよいだろう。

7.研究活動(山田、桜井、酒井)

-松山大学でのJOHA9について、自由報告のエントリー数が例年より多かったことが報告された。エクスカーションを学生ボランティアガイドによって実施した。大会の広報について、地元の状況に詳しい開催校を中心に、事務局、広報が協力することが確認された。

8.国際交流委員会報告(中尾)

リーフレットの幅広い活用が提起された。IOHAの次回大会状況報告と、JOHAでの英語分科会の復活やスペイン語等その他言語への展開が求められた。

9.依頼伝達

-新旧理事引継会合を懇親会後に予定している。

3.第五期 第1回理事会

日時:2011年11月6日(日)13:00~16:30

場所:東京外大本郷サテライト4F研修室

出席者:塚田・山田・小倉・河路・仲・橋本・松田・山本・山村・吉田・川又(順不同)

1.前回議事録確認

 なし。議事録作成の書記決定(川又)。

2.会長報告(塚田)

 各理事の自己紹介と各種委員会委員長・役割分担確認。

3.事務局報告(山田)

(1)JOHA9の大会報告

・参加者65人(非会員15人、会員50人)。地方開催だが、盛況だった。

・エクスカーション(9人)は初の試みだが好評だった。

・会場で実施した広島の写真展も参加者が多かった。

(2)理事会出張旅費支給規則改訂

・現状「JR往復-5000円」の支給は、現在の会計状況から困難。

・まず1年間「『早割』等実費領収書の半額支給」へ変更する。

(3)ML運営とHP運営の引き継ぎ

・ML運営を前事務局長から引き継いだ。編集委員会・理事会のMLは稼働中。

・ブログ形式のHP更新は今期、広報へ移管(事務局と広報で情報共有)。

(4)事務局作業のアルバイト

・前期時間給でアルバイト代支給(平均月1万円程度だった)。→事務局の作業を依頼する大学院生へ「事務局幹事」として月1万円支給する。

(5)会則附則

・ゆうちょ銀行の口座維持(担当会計変更)のため、会則は変更せずに、ゆうちょ銀行口座手続きのためにのみ、附則(役員)に、今期の会長・事務局長・会計の個人名・住所を入れた。

4.会計報告(橋本)

(1)JOHA9の決算報告

・大会運営費は予算内。学生謝金を会場校に負担していただいたことが大きい。

(2)会費納入

・今期会費収入40万円予算で現在16万円程度の入金。11月・来年4月に督促したい。→11月にMLで全体に告知、3月に郵送で新年度分と併せて督促する。

(3)新入会員

・会費納入簿リストで新入会員の確認(MLにて承認済)。

・入金のみの方に申請書を要請している。

5.編集委員会(河路)

(1)『日本オーラル・ヒストリー研究 第8号2012』ついて

・特集1は学会シンポジウム(山田事務局長がとりまとめ)。送り先は河路委員長へ。

・特集2は今年度のワークショップ企画である「学知と現実のはざま」というテーマのフォーラムにする(小倉委員がとりまとめ)。

・書評は2冊ほど予定する。

・投稿原稿は3月末締切。ブログHPへすぐにアップする。12月NLにも掲載。

・英文校閲はグレゴリー・ジョンソン委員が担当する。

6.広報(川又)

・会員獲得のHPを対外的顔として、トップページの部分を作った方が良い。

・固定ページの充実(投稿規定やこのページを見ればわかる部分が現在はない)。

・安価で作成する業者を各理事で探す。

・ニュースレター担当分担確認。

・21号目次案確認(12月刊行予定)。

・twitterとFacebookは活用できる人が理事におらず、検討課題。

7.研究活動(小倉)

・年次大会とワークショップ中心の活動。

・JOHA10周年を迎えるにあたり「足場論」をする。→学問・学会上の成果の検討、会員数を増やすことを意識した研究活動にする。

・ワークショップは、実際の「作品」をじっくり議論。委員4人で進めるが会員に個別に協力要請も行う。

・研究実践交流会(年次大会)は、次回大会の名古屋は、女性史発祥の地ということを踏まえた企画を検討する。

8.国際交流委員会(吉田)

・2012年度の主要国際学会(OHA、OHS)の情報提供をNLへ掲載。

・JOHA大会詳細を決定次第、3団体(OHA、OHS、IOHA)へ広報予定。

9.その他

(1)次回学会大会

・2012年9月8日(土)・9(日)、椙山女学園大学星が丘キャンパス(愛知県名古屋市)。

・シンポジウムテーマ「語り難いことを語る、聞く、書く」(仮)、パネリスト3名を予定。

 「いのち」の問題を扱うテーマとして、東日本大震災に関する報告の提案があり、このシンポに関連させることを検討することになった。

(2)依頼伝達

次回理事会開催日と場所の決定。2012年2月下旬から3月上旬とし、場所は東京にする。

これまでに次期大会プログラムを確定する。

(4)お知らせ

1.『日本オーラル・ヒストリー研究』第8号投稿募集

http://joha.jp/?cid=6

2.国際学会大会のお知らせ

http://joha.jugem.jp/?eid=192

3.会員異動

(略)◆連絡先(住所・電話番号・E-mailアドレス)を変更された場合は、できるだけ速やかに事務局までご連絡ください。

4.2011年度会費納入のお願い