「質的データ・アーカイヴ化研究会」からお知らせ

「質的データ・アーカイヴ化研究会」からお知らせです。
 本年2月には「質的調査データの管理・保存に関するアンケート」へご協力いただきまして、まことにありがとうございました。おかげさまでたくさんの方々から回答をお寄せいただき、厚くお礼申しあげます。
 このたび、12月1日(土)一橋大学にてアンケートの中間報告をおこない、ご協力いただいた会員のみなさまに成果を還元する機会をもうけることにいたしました。詳しくはリンク先をご覧ください。

フォーラム「質的調査データの公共性とアーカイヴ化」パンフレット

NHKアーカイブス学術利用 「トライアル研究Ⅱ」「関西トライアルⅡ」第2期研究募集

NHKアーカイブス学術利用 「トライアル研究Ⅱ」「関西トライアルⅡ」・第2期研究募集(平成25年1月8日締切)

NHKでは、大学等の研究者にNHKアーカイブスの保存コンテンツの研究利用をしていただく試行運用への参加者を募集しています。公募に採択された方には、「トライアル研究Ⅱ」はNHKアーカイブス(川口)で、「関西トライアルⅡ」はNHK大阪放送局で、番組やニュースコンテンツを研究用に閲覧していただきます。

  • 閲覧時期   平成25年4月~9月の間
  • 公募対象者  大学または公的研究所に所属する教員・研究者、大学院生の方
  • 募集期間    平成24年11月12日~平成25年1月8日
  • 募集研究数  トライアル研究Ⅱ8件程度、関西トライアルⅡ4件程度
  • 応募希望の方は、事前の「応募相談」に原則ご参加いただきます。
    詳しくはNHKトライアル研究のHPをご覧下さい。

NHKアーカイブス学術利用 「トライアル研究Ⅱ」「関西トライアルⅡ」第1期研究募集

NHKから以下のような案内が届きました。回覧をお願いします。

NHKアーカイブス学術利用 「トライアル研究Ⅱ」「関西トライアルⅡ」第1期研究募集(7月10締切)

NHKでは、大学等の研究者がNHKアーカイブスの保存コンテンツの研究利用を行う試行運用の参加者を募集しています。公募に採択された方には、「トライアル研究Ⅱ」はNHKアーカイブス(川口)で、「関西トライアルⅡ」は大阪放送局で、研究テーマにそった番組やニュースのコンテンツを充分に閲覧していただきます。

  • 閲覧時期   平成24年10月~平成25年3月
  • 公募対象者  大学または公的研究所に所属する教員・研究者、大学院生の方
  • 募集期間    平成24年5月10日~7月10日
  • 募集研究数  トライアル研究Ⅱ8件程度、関西トライアルⅡ4件程度
  • 応募希望の方は、事前の「応募相談」に原則参加していただきます。

詳しくはトライアル研究のHPをご覧下さい。

日本学術振興会の有志賞のご案内

JOHA会員のみなさま

 事務局からのご案内です。日本学術振興会から、優秀な大学院博士課程学生の顕彰・支援として有志賞への応募の案内が届きました。34歳以下の大学院生対象に、学長や学会長から推薦され、顕彰とともに、副賞110万円が贈呈されるというものです。推薦期間は6月13日~15日です。学会員で自薦される方は、事務局までご連絡ください。詳しくは日本学術振興会ウェブサイトをご覧ください。

清水透JOHA元会長の個展のご案内

 清水透写真展「マヤの民との30年―La Tierra y la Vida」開催のお知らせ

グアテマラとの国境に近いメキシコ・チアパス州の先住民村落に通いはじめて、早くも30数年が経ちました。このたび、そのひとつのまとめとして、撮りためた約1万点の写真から100点を選びだし、「村人と僕」「村の風景」「宗教と祭り」「村の人々・町へ出てきた人々」といった流れで、個展を企画いたしました。

チアパスといえばすぐに思い浮かぶ「サパティスタ」「アクテアル」など政治的テーマや、ジャングルの激流や動植物を中心とする「自然」といったテーマは、今回の企画では割愛せざるを得ませんでしたが、「自然」のなかのハチドリの写真は、ポストカードとしてご覧いただける予定です。

40数年の僕の研究生活の大半は、チアパスの先住民社会がフィールドでした。激変する先住民村落、それでも「われわれ」を再創造しつづける先住民の「いのち」の一端にふれていただければ幸いです。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

                                      記
開催期間:2011年11月15日(火)から11月20日(日)
     10:00-19:00(最終日のみ17:00まで)
ギャラリートーク:11月18日(金)17:30-18:30(先着50名様)
入場料等:無料
会場:アートギャラリーCorso
   千代田区神田神保町3-3-1 日建ビル3F
   地下鉄神保町駅下車 A1出口を出て左に目をやると交差点角に城南信用金庫のビル。その2軒先のビルです。
後援:メキシコ大使館
協力:久米喬写真教室・デザイナー佐々木多利爾・写真家池本さやか・(株)羽陽美術印刷
問合せ先:090-1050-5957(清水)

プロフィール
経歴等についてはWikipedia等 をご参照ください。
写真歴:記録写真としては研究の一環として79年にチアパスへ初めて出かけて以来撮り続けてきましたが、技術をゼロから鍛えなおすために久米写真教室に入室。これまで5回開催された半年一度のグループ写真展では日本の自然を中心とした作品を発表。第1回レコム・フォトコンテストでは、虐殺の村アクテアルの慰霊祭での少女の写真で2位入選。

JOHA オーラル・ヒストリー・フォーラム「学知と現実のはざま」第2回セッション「女性の生に向きあう」のご案内

 第2回セッション「女性の生に向きあう」のご案内
 
本年度のJOHAワークショップは「オーラル・ヒストリー・フォーラム」として再出発し、第1回は、「市民運動とのかかわりのなかで」というテーマでセッションを行い、活発な議論が交わされました。
 
第2回となる今回は、「女性の生に向きあう」というテーマでセッションを行います。女性史そのものが、もともと学知と現実のはざまにおかれ続けてきた歴史をもっています。話題提供のお一人は、熱海を中心に(御殿場も加えて)占領期の米兵向け売買春に関する聞き取り調査をされてこられた平井和子さんで、インタビューの難しさや苦労について語っていただきます。もうお一人は、スペインで聞き取り調査を行っている荒沢千賀子さんで、スペイン内戦・独裁期に弾圧を受けた母を語る娘さんの苦しみを知り、傷ついた対象者に向き合って、悩んだことなどについて語ります。
 
本セッションでは、お二人の報告をもとに、オーラル・ヒストリー実践・研究のなかで、これまで語られなかった歴史に向き合うとはどういうことか、どうすればそれが可能になるのか、じっくりと時間をかけてディスカッションを行いたいと思います。当日は、参加者の皆様と率直な議論を交わすことができればと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。(宮﨑黎子)
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●日時:11月27日(日) 13時~17時

●場所: 東京麻布台セミナーハウス(大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター)2階大研修室
 http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/access.html
※最寄駅は東京メトロ日比谷線・神谷町駅です。

●参加費:500円

●プログラム

12:30  開場

13:00  開会
      挨拶・趣旨説明:小倉康嗣

13:10  セッション開始
      司会:宮﨑黎子

話題提供1  語られない女性たちの占領体験を歴史化する試み
   ――歴史学・女性史・オーラルヒストリーのはざまで
    平井和子(静岡大学・大妻女子大学非常勤講師を経て、現在一橋大学大学院博士課程)
                                      話題提供(30分)・質疑応答(20分)

話題提供2  母の生に寄りそう娘 研究者として母/娘として
    ――スペイン内戦・独裁期弾圧を受けた女性への聞き取りから
   荒沢千賀子(私立女子中学高校社会科教諭を経て、現在一橋大学大学院博士課程)
                                        話題提供(30分)・質疑応答(20分)

14:50  休憩

15:00  グループディスカッション

16:00  グループ報告と全体討論

17:00  閉会交流懇親会
  前回は同一会場で行いましたが、今回は会場の都合で、有志により場所を変えて行います。
●事前申込みは不要です。ご関心のありそうな方などお誘いのうえ、ふるってご参加ください!

お問い合わせは、企画運営委員・連絡担当の清水美里
 meili[at]apost.plala.or.jpまでお願いします。
メールアドレスの[at]の部分を@に替えて送信してください。
 
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報告者関連論文・実践報告

【平井和子さん】
平井和子 2007「RAAと『赤線』――熱海における展開」恵泉女子学園平和文化研究所編『占領と性』
       インパクト出版会 
平井和子 2004 「日本占領を『性』で見直す」日本史研究会『日本史学』500号
平井和子 1997 「米軍基地と『売買春』――御殿場の場合」日本女性学会『女性学』Vol. 5
 
【荒沢千賀子さん】
荒沢千賀子 2011「スペインで革命・内戦・独裁期弾圧の過去と向きあう――あるアストゥリアス女性の生活史のこころみ」一橋大学大学院社会学研究科地球社会研究専攻修士論文(未刊行)
荒沢千賀子 1995「沖縄“研修”旅行」『月刊高校生』152:3-19
荒沢千賀子 1993「『ここで悩めてよかった』明日に続く日々に向かって」『教育』559:30-38
(→ 1995「『ここで悩めてよかった』明日に続く日々に向かって」高垣忠一郎ほか編『不登校・登校拒否(3)高校生――霧の中から自分探し』労働旬報社)

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会場所在地大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター(CAPP)
〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-5東京麻布台セミナーハウス
(TEL:03-5545-7789 FAX:03-5545-7788 E-mail:capp@keiho-u.ac.jp )
 
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日本オーラル・ヒストリー学会(JOHA)オーラル・ヒストリー・フォーラム企画運営委員
   荒沢千賀子、小倉康嗣、木村豊、酒井順子、清水美里、中原逸郎、橋本みゆき、前田沙織、宮﨑黎子、八木良広 (五十音順)

D.ベルトー氏日本公演のお知らせ

小林多寿子会員からのお知らせです。

 【ダニエル・ベルトー氏 京都大学講演会】いまフランスから京都大学グローバルCOE招聘で来日中のダニエル・ベルトー氏の京都と東京での講演会案内です。

 ◆日時: 平成23年10月22日(土) 14:00~
 ◆会場: 京都大学文学部新館5階 社会学共同研究室
 ◆タイトル:Anthroponomy: The Production by People of People Themselves
詳細URL: http://www.gcoe-intimacy.jp/article.php/20111014172951705_ja
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京都大学 グローバルCOEプログラム
「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」
http://www.gcoe-intimacy.jp/

東京講演は「社会学的研究にとってのライフストーリー」という大テーマです。万障お繰り合わせのうえ、ぜひご参加ください。質問していただきやすいように、通訳をつける予定ですので、質疑大歓迎です。
ちらしを添付しますので、関心のある方々へもどうぞご紹介ください。

【ダニエル・ベルトー 東京講演ご案内】

ダニエル・ベルトー氏
(フランス国立科学研究センター名誉研究ディレクター/ストラスブール大学)

日時:2011年10月29日土曜日、午後2時~午後4時半
場所:一橋大学国立西キャンパス 本館2階 26番教室
(JR国立駅徒歩6分)
http:// www.-hit–u.-ac.-jp/-guide/-campus/-access.-html<http://www.hit-u.ac.jp/-guide/-campus/-access.-html>

講演テーマ: Life Stories for Sociological Research

“Using Life Stories to Discover Sociological Processes: some personal
examples”
 (社会学的プロセス発見のためにライフストーリーを用いること-いくつかの研究例から-)

ISA副会長やフランス社会学会長を務め、『Biography and Society』(編著, 1981)や『ライフストーリー』(邦訳,2003)等でライスストーリー研究の最前線を切り拓いてきたことで知られるフランスの社会学者ダニエル・ベルトー氏(京都大学グローバルCOE招聘により来日中)を東京にお招きして講演会を開催します。ぜひご来聴ください。※参加自由・事前申し込み不要です。通訳有。

主催:科研費プロジェクト「質的データ・アーカイヴ化」研究会

東京大空襲証言映像プロジェクト公開研究会 証言映像作品公開記念 『孤児たちの「お母さん」』『片隅の祈り』上映会

2011年8月13日(土)14:00-16:00
主催・場所 東京大空襲・戦災資料センター
入館協力費 一般300円 中高200円 小学生以下無料
http://www.tokyo-sensai.net/

■上映作品
『孤児たちの「お母さん」―3月10日、夫・子・母を失って』
語り 鎌田十六さん 制作 あいファクトリー 2010年 19分30秒

『片隅の祈り―八百霊地蔵を守る』
語り 築山実さん 制作 あいファクトリー 聞き手・考証 木村豊 2011年 18分

■制作スタッフ・トーク出演者
早乙女愛(映像プロデューサー/あいファクトリー)
木村豊(慶應義塾大学大学院博士後期課程)

■開催主旨
東京大空襲・戦災資料センターでは、2010年4月から、
東京空襲体験者の証言を映像で記録する、
東京大空襲・証言映像プロジェクトをはじめました。
2011年8月から、これまでに作成した証言映像作品(4作品)

を、
いつでも、どなたにでも見ていただけるように、
館内で常時公開をはじめます。
今回のイベントでは、この公開を記念して、
最新の2作品を上映し、そのあと、
制作にたずさわったスタッフによるトークイベントを開催します。
みなさまのご来館をお待ちしています。

アクセスなど詳しくは以下のHPをご覧ください。
http://www.tokyo-sensai.net/info/info2011/info2011-14.html

板橋茶論8月例会

 板橋茶論の8月例会は、合宿研究会として行ないます。
 今回は、小田実『世直しの倫理と論理』(岩波新書)を輪読します。1972年に書かれたものですが、現在において読んでも新しいという意味で「古典」にふさわしい著作です。ポスト3・11を生きる私たちが直面している課題は、端的にいえば「世直し」です。市民自治によって社会をデザインしなおすことだと言い換えることができ、そうした市民としての生き方を可能にするための方法なり哲学がいま求められていると考えます。

 レポーターは、板橋茶論の武田和夫さん。1948年兵庫県生まれ。東京大学法学部中退。全共闘世代。山谷労働者の解放運動を経て、77~82年まで永山則夫裁判を支援。死刑囚支援を通じて死刑廃止に独自の立場からかかわってこられました。なお、事前に本を読んでおられなくても、どうぞ遠慮なさらずにご参加ください!
 いつもの話題提供者による問題提起は、地域の社会的活動にたずわってこられた2人の女性にお願いしました。
 一人は小松容子さん。生活クラブ生協のアクティブな組合員。現在は、みらいネット高島平のメンバーとして地域活動に取り組んでおられます。今回は市民としての板橋区政とのかかわりで感じてきたこと、いま考えていることを話していただきます。
 もう一人は、亀岡恵子さん。ジェンダー問題に深い関心と知識を持ち、板橋における男女共同参画の取り組みに積極的に関わってこられました。板橋の男女共同参画行政の現状と課題についてのお話をうかがいます。そのなかで、ジェンダー視点の社会認識における有効性も示されるものと期待しております。
 日程は8月20日~21日。場所は関東近辺(奥多摩、清里、熱海など)を検討しています。1泊2日での開催です。宿泊料は1泊2食つき、10000円以内を考えております。参加を希望される方は、宿泊予約の関係もありますので、8月8日(月)までに、板橋茶論事務局・和田まで申し込みを
お願いします。宿泊場所などは後日、決まり次第、参加者にお知らせします。

 現時点で以下のような内容を予定しております。

 第25回 板橋茶論 小田実の「世直し」論からの問いを受けとめる
 〈日時〉8月20日(土)~21日(日)
 1日目 14時~17時 小田実『世直しの倫理と論理』(岩波新書)の輪読
     17時~20時 自由時間・夕食・入浴
     20時~ 話題提供① 小松容子さん
     22時ごろより 懇親会(板橋茶論でやりたいことを語ろう!)

 2日目 8時~ 朝食
     9時~12時 話題提供② 亀岡恵子さん

■「板橋茶論」へのお問合せ
 「板橋茶論」事務局(和田) E-mail:yuwada[at]jcom.home.ne.jp

「日英交流セミナー」トークセミナー Anglo-Japanese Relations 1941-75: The POW Issue and Economic Tensions「第二次大戦の影響:イギリス人捕虜問題と経済摩擦~ 真珠湾攻撃から1971年女王訪日~」

日時:7月30日午後2時~4時半、 その後、懇親会の予定 ~後楽園
場所:禁酒会館 セミナールーム (岡山駅から市電で5分、100円、城下で下車)
            http://ww61.tiki.ne.jp/~kinsyukaikan/
 スピーカー・
 ロンドン経済大学、(ロンドン・スクールオブ・エコノミクス)
 アントニー・ベスト博士 (上級講師・~准教授くらいです~)
 コメンテーター・通訳(松本佐保、名古屋市立大学)
 ディスカサント(中尾知代 岡山大学社会文化科学研究科、捕虜問題・戦争トラウマ研究)
 
連絡先は、「岡山大学・中尾」oralhistory.nakao[at]gmail.com
 
 解説:
 アメリカとの戦争は覚えている日本人ですが「鬼畜米英」の英国は日本の重要な敵国でした。
 戦後、英国人たちは、どのような思いを日本に抱き、どのような影響を、日英関係に及ぼしたのでしょうか。早ううsくから始まりました。
1971年の天皇訪欧の際に、オランダ人元抑留者が卵を投げつけたことは、日本にはほとんど報道されませんでした。ウィリアム王子結婚式で華やかに映った場所には、当時、軍人たちがずらりと並び、氷のように沈黙して黙って立って見送りました。
 
 日本軍につかまった捕虜たちは、5万人ほどですが、オーストラリアやニュージーランド、また、広範囲の植民地にいた民間人で抑留された人々をいれると、かなりの数にのぼります。  『戦場にかける橋』や『戦場のメリークリスマス』は捕虜を扱っています。
 また、スピルバーグ監督の『太陽の帝国』は英国人民間抑留者の映画だし、『炎のランナー』の敬虔な若者のモデルは日本軍抑留所で亡くなりました。英国では、日本に対するかなりの反発心が、戦後に残っていたのです。
 
 今回は、近現代史で、丹念に外交史や交流史をたどってきたアントニー・ベスト博士をお招きし、戦後に、捕虜たちが与えた日英関係、とくに経済関係への影響を、議会の議事録や歴史史料を元に、西の島国と東の島国にもたらした、第二次大戦の捕虜問題について、解説していただきます。 ぜひ、お越しください。
 
 なお、講演後、継続の質問をかねて、近くで食事をした後、夜の後楽園をご覧にいれる予定です。ご一緒される方は、どうぞ。

 連絡先:oralhistory.nakao[at]gmail.com 中尾