第4回プログラムのご案内

JOHA第4回大会プログラムのご案内 English version here
於:東京外国語大学外国語学部(府中キャンパス) http://www.tufs.ac.jp/common/is/university/access_map.html
日時:9月23、24日(土・日)
【大会参加費】
 会員 :無料、 非会員:(一般2,000円、学生・院生1,000円)
【懇親会会費】会員、非会員ともに3,000円
 *大会参加費、懇親会会費は当日受付でお支払い下さい。
プログラム
第1日目(9月23日)
 12:00 受付開始 
 12:45 開会 (研究講義棟 115教室)
JOHA会長挨拶   桜井厚 
東京外国語大学21世紀COE史資料ハブ地域文化研究拠点代表挨拶  藤井毅
 13:00~16:00  シンポジウム (研究講義棟 115教室)
         「戦争・植民地期-オーラル・ヒストリーの視点から」
 16:15~18:00  研究実践交流会 (研究講義棟 113教室・114教室)
 18:30~     懇親会   (学生会館1階 食堂)
ポスター・セッション (ガレリア)
第2日目(9月24日)
 9:00~12:00 個別報告 午前の部
       第1分科会(研究講義棟 114教室)
       第2分科会(研究講義棟 113教室)
 12:00~13:00 昼食
 12:30~13:00 総会 (研究講義棟 115教室)
         (昼食時と重なっておりますが、是非ご参加下さい) 
 13:10~17:00  個別報告 午後の部
         第3分科会(研究講義棟 114教室)
         第4分科会(研究講義棟 113教室)
ポスター・セッション(ガレリア)
●プログラム詳細
第1日目(9月23日 土曜日)
シンポジウム 13:00~16:00 研究講義棟 115教室
テーマ:「戦争・植民地期――オーラル・ヒストリーの視点から」
メイン・テーマの設定について 研究活動委員長 中尾知代   
司会:舛谷鋭  
1.戦場体験放映保存の会:井ノ口金一郎、猪熊得郎、中田順子
「戦場体験証言のビデオ・ライブラリー化による社会的継承の試み~元兵士から三世代にわたる共同作業として」

本会では、戦場に動員された下級兵士・軍属たちの証言を、20歳代~80歳代までのボランティアが家庭用ビデオで記録し継承する活動を報告する。外部から保管委託を受けた証言映像も併せ、戦線を網羅するビデオ・ライブラリーを目指し、一部は事実検証の上20分程度に編集しWeb上で放映。元兵士たち自身と若い世代の共同参画自体が、戦争体験を時空を超えて受け継ぐプロセスとなっている。元兵士2名と若い世代の共同発表。
 
2.比嘉豊光 (沖縄「琉球弧を記録する会」) 
 「島クトゥバで語る‘戦世(イクサユ)’: 61年前の〈現在(いま)〉を語る」

沖縄で写真・映像とともに、各島で異なる<島クトゥバ>で、戦争体験を当事者たちに語ってもらい、映像で記録・書き起こし・共同語訳を行っている。語る「おばあ」らは、自らの言葉で、自分の「あの時・あの現場」に戻る。目の前で喋っている人がふーっと60年前にいく、そのすごさ。60年前にいくということは本人にしかできない。「イクサユ」の語りを聞いて、思うこと感じることを、聞き取りをしている方々と話してみたい。
3.中村政則 (神奈川大学常民文化研究所)
 「極限状況に置かれた者の語り: 満州・沖縄・ヒロシマ等を中心に」

まず、中国東北部で八路軍に看護婦として「留用」された日本人女性たちの聞きとりや、沖縄、広島における聞き取りなどを具体例に、極限に置かれた人たちの語りを考える。さらに、これまで経験した、オーラル・ヒストリーの「こわさと面白さ」――記憶違い、ウソとホント、聞き手・語り手、語り手に関わる人々をめぐる倫理性、個人史と全体史、資料の照合の問題――などなど、種々の点について、皆様と一緒に考えてみたい。
コメンテーター:中尾知代 (岡山大学)
研究実践交流会 16:15~18:00
第2日目(9月24日 日曜日) 個別報告
*個別報告は1人20分となります。 
午前の部 9:00~12:00
第1分科会 「戦争体験のナラティブ~語ること/語りえぬこと」 研究講義棟 114教室
司会:早川紀代
1. 高山真(東京大学大学院)
 「『被爆体験』を語ること: 長崎の証言者によるライフヒストリーを手がかりに」
2. 八木良広(慶應義塾大学大学院)
 「調査者-被調査者の関係とその射程―原爆被害者へのインタビュー調査・研究より」
3. 張嵐(千葉大学大学院)
 「中国残留孤児の帰国動機―動機の語られ方をめぐって―」
4. 山田陽子(名古屋市立大学大学院)
 「「生き残りの兵士となった」中国帰国者身元引受人の語り– 戦争体験と「中国帰国者」への奉仕活動を中心に–」
5. 坂本知壽子(韓国延世大学大学院)
 「植民地期朝鮮と占領地フィリピンにおける元日本軍『慰安婦』 被害者の『語り』を聞き取る」
6. 清水寛(埼玉大学名誉教授)
 「戦傷精神障がい元軍人・軍属からの聴き取り」
第2分科会 「植民地支配と史料論」 研究講義棟 108教室
 司会:白石さや
1.河路由佳(東京外国語大学)
 「1942年度・1943年度のタイ国招致学生事業による在日タイ国留学生―日本側文献と元留学生の語りの間―」               
2.樫村あい子(一橋大学大学院)
「日本占領下シンガポールにおける日本語教育」
3. 大庭定男(JSP<日本降伏軍人>研究会)
「戦争体験のインタビューを受ける者としての所感」
4.新海智広(岡まさはる記念長崎平和資料館)
 「長崎における朝鮮人・中国人強制連行と聞き取り調査活動」
5. 小野寺拓也(東京大学大学院) 
 「歴史史料としての野戦郵便―第二次世界大戦のドイツ国防軍兵士」
6. 武田知己(大東文化大学)
 「『昭和史の天皇』取材史料について~方法と性格」
午後の部 13:00~17:00
第3分科会「個人の記憶/ナショナルな記録」 研究講義棟 114教室
司会:小林多壽子
1. 門池啓史(名古屋市立大学大学院)  
 「日本軍に従軍した日系アメリカ人のライフヒストリ--母国と祖国の間で--」
2. 仲田周子(日本女子大学大学院)
 「日系ペルー人におけるアイデンティティについて―オーラル・ヒストリーを手がかりに」
3. 滝田祥子(横浜市立大学) 
 「『記憶の共同体』を持たないオーラルヒストリーの可能性―日系アメリカ人市民権放棄者トキオ・ヤマネの場合」
4. 渡邉徳子(神奈川大学大学院) 
 「たった1人からの聞き書きが持つ限界と可能性―ある在日朝鮮人僧侶と私との交流から」
5. 寺内こずえ(東京外国語大学大学院)
 「『壁のない牢獄』―クメール・ルージュ時代を語る―」
6.  山本唯人(東京大空襲・戦災資料センター)
 「戦争の記憶伝承と無形表現の記録化―東京大空襲・戦災資料センターの活動からー」
7.  酒井朋子(ブリストル大学大学院) 
 「『個人の語り』をめぐる戦略―北アイルランドにおけるライフ・ストーリーの収集・編纂・発信の取り組みを事例に―」
第4分科会 「オーラル・ヒストリーの多様な実践と展開」 研究講義棟 113研究室 
司会:塚田守
1. 青山陽子(東京大学大学院)
 「ハンセン病療養所の中の家族―隔離生活の夫婦のかたち--」        
2. 金福漢(みやはら福祉会事務局)
 「ハンセン病療養所における在日韓国・朝鮮人の戦傷と語り」
3. 大野美紀子(神田外国語大学)
4. 舟田詠子(東海大学)
 「パン焼からわかるアルプスの村の近代化の過程」
5. 及川晃一(神奈川大学大学院)
 「職人の口頭伝承―船大工を事例として―」
6. 青山薫(東北大学)
 「セックスと嘘とインタビューテープ―聞き取り相手の『嘘』の構造化論的理解―」
7. 加藤直子・安倍尚紀(総合研究大学院大学)
 「組織的なオーラルヒストリー実践に関する諸問題」
●ポスター・セッション
玉山和夫(著述業)
「元軍人聞き取りの問題点:なぜ真実を語らないことがあるのか」
渋谷知美(東京女学館大学)
「M検と旧制高校生の性生活--1940年前後の卒業生へのインタビューから」
戦場体験放映保存の会 
「20分にまとめた戦争体験証言のビデオライブラリー」
琉球弧を記録する会 
「500人の記憶」ビデオ映像:写真
滝田祥子
「トキオ・ヤマネの場合」

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  1. 神奈川大学

    神奈川大学神奈川大学 建学の精神 質実剛健積極進取 大学設置 1949年 創立 1928年 学校種別 私立学校|私立 設置者 学校法人神奈川大学 学長 山火正則 本部所在地 横浜市神奈川区六角橋3-27-1 キャンパス 横浜(神奈川県横浜市神奈川区)湘南ひらつか

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