JOHA2010連続ワークショップ 私たちの歴史を創造する・私たちの歴史を書く 第5回 発見は何?(2)

日時:2010年10月10日 (日曜日)13時00分~17時00分
場所:北仲スクール http://www.kitanaka-school.net/access.html
(横浜文化創造都市スクール)事務局
〒231ー0003
神奈川県横浜市中区北仲通5丁目57ー2 北仲BRICK 2階
電話:045-263-9075
FAX:045-263-9076
E-mail:info[at]kitanaka-school.net

【日程】
司会 大城道子(ワークショップ実行委員)
13時~13時20分 開会 
13時20分~ (各報告20分、質疑応答等 30分)
・有末 賢(慶應義塾大学)
「セルフグループへのインタビュー―自死遺族たちの当事者性と専門性―」
・島袋和幸(葛飾・聞き書きボランティアの会)
「幻の琉球寄留民部落と詩人上里春生に関する聞き取りから発見したこと」
・平野邦輔 (東京大学)
「亡命か自分探しか―日本人ゲイの北米への移動をめぐる語りから」
(休憩 10分)
15時00分~16時30分 全体発表・討議
16時30分~17時00分 片づけ・退出
17時30分~20時00分 懇親会 ランド・マーク

【参加費(資料代)】
会員500円
非会員1000円

【懇親会参加費】
平均2700円~3000円くらい

*事前申込み・お問い合わせは、
当ワークショップ実行委員の橋本みゆき(mieux[at]bf6.so-net.ne.jp)他 いずれかの実行委員、または
日本オーラル・ヒストリー学会事務局(Fax 048-471-4538 メール joha.secretariat[at]ml.rikkyo.ac.jp)にお願いします。
ワークショップ第5回からの参加も歓迎いたします。多数の方の参加をお待ちしています。  
*メールアドレスの[at]の部分を@に替えて送信してください

◎連続ワークショップ第5回 「発見は何?」(2)のねらい
オーラル・ヒストリー・インタビューを通じて得られる史資料は、多くの場合、主観的で感情的
な面がみられるものである。オーラル・ヒストリアンは、家に帰り、再びインタビューを聞いて、あ
るいは書き起こしを読んで、考え込んでしまうことも多い。話し手との対話によって得られた史資料
から、いったい何が言えるのだろうか?社会における通念を繰り返して聞いただけなのだろうか。逆
に、常識を覆すような話を聞いたかもしれない。あるいは、聞いてきたことはリサーチデザインで意
図していた先行研究の定説とつながらないかもしれない。あまりにも散発的でまとまりのない話だっ
たかもしれない。確かに、声を発する機会の少ない人たちから聞くことができたのは何にも代え難い
意義のあることだった。しかし、「何(what)」がわかったと言えるのだろうか?そんな自問自答を
繰り返して過ごす日々を経験している。
「信頼性」、「客観性」、「代表性」という点で、弱点があるかもしれないインタビュー史資料を
前にして、オーラル・ヒストリアンたちは、どのような思考と作業過程を経て、「私の発見は・・・
だった」と言うようになるのだろうか。3人のインタビュー経験者が「発見」を導き出した過程に耳
を傾け、あなた自身の「発見」について語ってみよう。(文責 酒井)
*第4回と同じで続編です。今回は参加者の皆さんに発表してもらうことに重きを置きます。

◎連続ワークショップ 今後の予定
日程 場所 テーマ
第6回 11月14日 大阪経済法科大学 東京麻布台セミナーハウス 「歴史的・社会的文脈に入れて解釈しよう!」
第7回 12月12日(案)北仲スクール 「様々な表現形式」
第8回 2月6日(案) 文京シビックセンター 「成果を報告しよう!」