2023年度飯田市連携シンポジウム 中国残留日本人「三世・四世」と名乗るということ -その意味と意義を問う-

主催: 飯田市大学誘致連携推進室
後援: 日本オーラル・ヒストリー学会、満蒙開拓平和記念館

日時:2024年2月10日(土)13時~16時
形式:ハイブリッド(対面+オンライン)
現地会場:飯田市「ムトスぷらざ3階大会議室C・D」(丘の上結いスクエア3階)
https://yui-square.jp/

■ 趣旨:
 日中国交正常化から52年、中国「残留婦人」や「残留孤児」とその家族の日本への「帰国」から半世紀以上が経ちました。この間かれらを取り巻く状況は大きく変化しました。この状況のなかで、「日本生まれの三世・四世」が社会に飛び立っています。かれらは、「満洲」、中国「残留」、日本「帰国」そして定住化という自らに続く100年の歴史をどう受け止め、その人生をどう生き抜き、自分たちのことをどう名乗っているのでしょうか? かれらの生きられた経験と問いは、同世代はもちろん、日本社会に様々に問いかけています。
 「戦争の時代」「戦時下で生きる」という言葉が現実味を持ついま、この4人の若者の経験と問いに耳を傾け、共に語り合うために本シンポジウムは企画されました。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

■ プログラム
13:00  挨拶、趣旨説明:蘭信三(大和大学/上智大学)
13:15  報告:山崎哲(一橋大学大学院:残留婦人三世)、森川麗華(東京大学大学院:残留婦人四世)
14:25 コメント:大橋遼太郎(東京理科大学大学院:残留孤児三世)、田中はるか(素材メーカー会社員:残留孤児三世)、伊吹唯(熊本保健科学大学)
15:15  質疑応答・総合討論

■記録
飯田市のyoutubeチャンネルに公開予定

■ 申込
【対面参加をご希望の場合】
申込不要。直接会場へお越しください。

【オンライン参加をご希望の場合】
2024年2月8日(木)までに下記申込フォームから申し込みください。
お申込みいただいたメールアドレスへ参加用リンクをお送りします。

https://us06web.zoom.us/meeting/register/tZcqceiqrzssHdGYQkU_mx1IARu0Uogbk5zB

■問い合わせ
飯田市大学誘致連携推進室
電話:0265-22-4511 (内線2251)
メール:idaigaku[a]city.iida.nagano.jp
   ※[a]を@に変換してください。


JOHA企画ワークショップ「作品と現地を結ぶ」2023

〈新大阪〉~『ごめん!聞いてごめんな』の現場をたずねて

新大阪駅は東海道・山陽新幹線の主要駅として、多くの方が利用したことのある場所でしょう。設置から半世紀以上が経過したこの駅の利用者は、いまでは一日何十万人になります。しかし、駅を降りて周辺の地域を歩いたことのある方は多くないかもしれません。2022年に刊行された、大賀喜子さんによる編著『ごめん!聞いてごめんな:みやらけの人びとの聞き取り』(解放出版社、2022年)は、「みやらけ」と呼ばれたこの付近の地域で、部落差別を受けつつも力強く生きた人びとへの、長年にわたる聞き取りをまとめた貴重な作品です。さまざまな生業につくとともに、家庭を支え、また文化の担い手でもあった女性たちによる、誇りに満ちた半生の語りや地域における水平社運動の記憶が収められています。また、本書には戦前の公娼制下で働かざるをえなかった方や在日コリアンの方の語りも収められています。実名で語られるそれぞれの人生の歩みには、読む者に迫る力があります。どのような聞き取りをつうじて、これらの語りが得られたのでしょうか。本書の印象深いタイトルは、意図せずして聞き取りの話題が語り手の機微に触れる内容に及んでしまったとき、大賀さんが思わず発した言葉からとられています。さまざまな傷に触れることもあるオーラルヒストリーの実践にかかわる私たちが、本書から学び取ることは少なくないはずです。今回のワークショップでは、長くこの地で聞き取りを続けてきた大賀さんに地域をご案内いただき、歴史と現在に触れます。そして、本書に結実した大賀さんご自身の歩みに耳を傾けるとともに、参加者それぞれの聞き取り経験に根差した意見交換もしたいと思います。現在、駅周辺は「都市再生緊急整備地域」に指定され、大規模開発が予定されており、景観も一変することが予想されます。多くの方のご参加をお待ちしております。


【日時】2023年10月29日(日)

【内容】
・第一部:フィールドワーク
・第二部:大賀喜子さんのお話を聞く 

主催:日本オーラル・ヒストリー学会(JOHA)

『なぜ戦争体験を継承するのか――ポスト体験時代の歴史実践』刊行記念シンポジウムのご案内

『なぜ戦争体験を継承するのか――ポスト体験時代の歴史実践』(蘭信三・小倉康嗣・今野日出晴編著、みずき書林)刊行記念シンポジウムを開催します。

戦後76年、世界情勢が激変するなか、〈あの戦争〉を体験した当事者なき時代を迎えつつあります。
そのようななか、戦争体験の継承は可能なのでしょうか。そもそも私たちはなぜそれを継承しなければならないのでしょうか。
このような問題意識のもと、戦争体験の継承をめぐる歴史実践の意味を問い直したのが『なぜ戦争体験を継承するのか―ポスト体験時代の歴史実践』です。
そこで、世代も専門も多様な論客が登壇し、本書の意義と限界を論じます。
皆様方のご参加をお待ちしております。


日時 2021年7月11日(日)13時30分〜17時
開催方法 オンライン
参加申込み締切:7月7日(水)
申込み方法:申込フォームから必要事項を入力してお送りください。
問い合わせ:kaken25245060[at]gmail.com
※ [at]を@に差し替えてください。

プログラム(敬称略)
13時30分 開会の挨拶 蘭信三(大和大学/上智大学)
13時35分 コメント 山本昭宏(神戸市外国語大学)、村上陽子(沖縄国際大学)、福間良明(立命館大学)、廣川和花(専修大学)、吉田 裕(一橋大学/東京大空襲・戦災資料センター)
15時30分 リプライ 小倉 康嗣(立教大学)、今野日出晴(岩手大学)、各執筆者
16時10分 総合討論
16時55分 閉会の挨拶 今野日出晴(岩手大学)

司会
山本晶子(慶應義塾大学大学院)・蘭信三

主催:科学研究費研究班「東アジアのポストコロニアルを聞き取る」(研究代表・蘭信三)
共催:戦争社会学研究会、日本オーラル・ヒストリー学会、科学研究費研究班「もの、語り、アート、宗教にみるトラウマ体験の共有と継承」(研究代表・田中雅一)
みずき書林 https://www.mizukishorin.com/

第39回 WAN上野ゼミ&WANミニコミ図書館共催 書評セッション 柳原恵『<化外>のフェミニズム――岩手・麗ら舎の<おなご>たち』

第39回 WAN上野ゼミ&WANミニコミ図書館共催 書評セッション
柳原恵『<化外>のフェミニズム ―― 岩手・麗ら舎の < おなご > たち』

◆概 要:WAN上野ゼミとミニコミ図書館との共催により、柳原恵『<化外>のフェミニズム――岩手・麗ら舎の<おなご>』書評セッションが開催されます。著者の柳原恵さんは現在南米チリ在住のため、今回は一時帰国のタイミングでようやく実現いたしました。コメンテーターには、『おらおらでひとりいぐも』で文藝賞、芥川賞を受賞された岩手ご出身の若竹千佐子さんと、今年『もうひとつの占領―セックスというコンタクト・ゾーンから』を出版された、ジェンダー論研究の茶園敏美さんの豪華メンバーをお迎えしての開催となります。ぜひ皆様お誘いあわせのうえご参加ください。

◆日時:9月3日(月)18時30分~20時30分
◆場所:武蔵野市かたらいの道・市民スペース
東京都武蔵野市中町1丁目11番16号(武蔵野タワーズスカイクロスタワー内)
アクセス地図 ※JR三鷹駅北口より徒歩3分

◆懇親会:同日 20時40分~22時(予定)
     「和ビストロTORETATE」東京都武蔵野市中1-9-3さとみビル1F
     懇親会費:3,500円程度を予定
◆申込:①WAN会員先行申し込み→8月1日(水)開始
    ②一般申し込み→8月3日(金)開始 (定員55名)
※「9月3日書評セッション申込み」と明記ください。
 懇親会の参加/不参加、WANの会員/非会員についても必ずご記入ください。
 懇親会のキャンセルは3日前まで。それ以降のキャンセルは代金をお支払い戴きます。

→参加申し込みは申し込みフォームより。
・詳細については こちら をご覧ください。
・本書については以下の書評もご覧ください。
孫世代がひらくリブの新次元――柳原恵著『〈化外〉のフェミニズム 岩手・麗ら舎読書会の〈おなご〉たち』評者:加納実紀代

戦争社会学研究会による書評会のお知らせ

戦争社会学研究会の書評会のご案内です。ふるってご参加ください。

◆対象書:根本雅也著『ヒロシマ・パラドクス:戦後日本の反核と人道意識』(勉誠出版、2018年)

◆日時:2018年9月18日(火)15時~17時30分

◆会場:京都大学吉田キャンパス総合研究2号館・第10演習室
構内マップと交通アクセス

◆プログラム:
(1)書評1 評者:山本昭宏(神戸市外国語大学)
(2)書評2 評者:鈴木裕貴(京都大学大学院)
(3)著者の根本氏によるリプライと評者からの再応答
(4)全体討論

司会:福間良明(立命館大学)

*詳細は以下でご確認ください。
戦争社会学研究会HP