JOHA 2010連続ワークショップ「私たちの歴史を創造する・私たちの歴史を書く」第3回のご案内

第2回ワークショップは38名の参加者が、日系アメリカ人のオーラル・ヒストリー(横浜市立大学 滝田祥子)および在日韓国人のおばあさんたちのオーラル・ヒストリー(青山学院大学 猿橋順子)からの問題提起をうけて、自らのプロジェクトについて大いに語りあい、実りの多いワークショップとなりました。次回第3回ワークショップを以下の要領で開催いたしますので、皆様ふるってご参加ください。
(ワークショップ実行委員 大城道子、郷崇倫、酒井順子、橋本みゆき、森田系太郎)

テーマ:「プロジェクトを持ち寄ろう!」

総合司会:塚田守(椙山女学園大学)

内容:
(1)プロジェクト実施にあたって考えるべき調査倫理
報告:吉田かよ子(JOHA初代会長、北星学園大学短期大学部)
 (2)参加者のリサーチ・デザインを考える
グループ・ディスカッションおよび全体討議
司会:森田系太郎(ワークショップ実行委員・立教大学大学院)

日時:7月11日(日)13時―17時

場所:文京シビックセンターB1 アカデミー文京学習室
http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html

【参加申し込み】
 〆切り 7月6日(火)
 申し込み先:
ワークショップ実行委員・橋本みゆき(mieux[at]bf6.so-net.ne.jp)または日本オーラル・ヒストリー学会事務局(Fax 048-471-4538 メール joha.secretariat[at]ml.rikkyo.ac.jp
*メールアドレスの[at]の部分を@に替えて送信してください。
*準備の都合上、第1回および第2回に申し込んだ方も、毎回お申し込み願います。
 第3回からのご参加も歓迎いたします。

◎第3回は、参加者が各自リサーチ・デザインを持ち寄り、ディスカッションはそれをもとに行います。
お申し込みの際には、本メール添付(および文末にテキスト貼り付け)のフォーマットを参照してリサーチ・デザインを作り、
し込みメールに添付または本文貼り付けでお送りください。
持ち寄りは強制ではありませんので、リサーチ・デザインを出さない方もお気軽にいらしてください。

第4・5回のワークショップの日程、場所、内容は以下のとおりです。
第4回: 9月11日午後 立教大学(池袋キャンパス) テーマ「発見は何?(1)」
第5回:10月10日午後 北仲スクール(みなとみらい線「馬車道駅」)テーマ「発見は何?(2)」

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

JOHA ワークショップ

〈プロジェクトをデザインする〉ディスカッション・フォーマット

「JOHA2010連続ワークショップ」は、参加者が自らの小プロジェクトを持ち寄り、それぞれが自分のプロジェクトを実際に進めな
がら、オーラル・ヒストリーの方法を巡る諸議論をディスカッションしていくことを目指しています。次回7月11日には、
らのアイディアをインタビュー・プロジェクトとして具体化していく過程について話しあっていきます。

当日のディスカッションを実り多いものとするために、皆様のプロジェクトの概要を以下のフォーマットに沿って、差し支えのない範囲内
で簡単にお知らせください。お知らせいただいた情報をワークショップの目的以外に使うことはありません。また、下記実行委
員以外に内容をお知らせることも決してありません。

2010JOHA連続ワークショップ実行委員: 大城道子、郷崇倫、酒井順子、橋本みゆき、森田系太郎

***************************************

1.あなたのプロジェクトの名前を命名すると?

2.(現在考えている)プロジェクトの目的、意義

3.プロジェクトは仮説検証型(実証したい議論を予め想定して研究計画をたてるプロジェクト)?
帰納的・発見型(既存の議論とどのように関連していくか明確には想定できないが、これまでインタビューをされたことのない人たちある
いは語り手に聞いて、その人たちが何について語るかを発見していくプロジェクト)?前者であれば、その仮説となる議論は?
後者であれば、何を描きだせるという期待を持ってインタビューをしていくのか?
また、インタビューは、他の資料データと併用して考察するのだろうか、インタビューを単独で考察していくことになるのだろうか。

4.(予定している)インタビュイーはどんな人たち? 依頼の方法は? 依頼時における謝礼についてはどのように考えますか?

5.インタビューの形式、(半構造化面接=質問内容を大まかに決めておくが話し手が自由に話したいときにはコントロールを極力抑える
インタビュー、非構造化面接=質問をほとんど決めないで、会話のように自由に話していくインタビュー)、インタビューの
数、インタビューの場所、使用する録音機器、1回のインタビューの時間、書き起こしの方法(すべて書き起こし、一部書き起こし)

6.倫理的問題への対応(プロジェクト終了後、録音したテープあるいはその内容をどのように扱うのか、フィードバックの仕方、成果発表時に話し手の著作権をどのように扱うのか、同意書を交わすのか?
もし、同意書を交わすとしたら、記入すべきことは何か?

7.オーラル・ヒストリーの成果は、様々な形式で作品化していくことが可能だが、今回のプロジェクトを論文や本以外の形式で作品化し
ようと考えているか。もしそうであれば、どのような媒体で、どの程度の規模(時間やページ数)で、どのような構成(解説や
補助資料も入れるか)などを考えているか?

8.その他、ディスカッションの話題として取り上げてほしい問題点

*なお、このフォーマットについてご質問がある場合には、どうぞご遠慮なく実行委員にまでお知らせください。