JOHA第22回大会プログラムのご案内

◆  9月14日(土)
会場 青森県観光物産館アスパム4階
9:15 会場1集合 開会あいさつ(会長 石川良子)
         開催内容説明(研活 大門正克)

9:25 各会場へ移動
9:30~12:00 自由報告部会 1日目

●  会場1(十和田)
司会:根本雅也(一橋大学)
・HAO XIANGYU「オーラルヒストリーからみる中国人の対日イメージ:高齢者と若者に注目して」
・大塚匠「魚商人「目利き」の構造:東京魚仲卸業の語りから」
・張唯(テーマセッション)「今、聞き手のポジショナリティを問う:中国帰国者の語りはどう構築されるのか」

●  会場2(八甲田)
司会:安岡健一(大阪大学)、小黒純(同志社大学)
・木谷彰宏「エゴ・ドキュメントをいかに読めばよいか:作文集『沖縄の子ら』を読みなおす」
・謝花直美「政治の磁場」としての沖縄戦食糧問題:沖縄島北部の軍民関係変化を事例として」
・吉成哲平・三好恵美子「復帰後の沖縄の現実から問い直された「戦後」:写真家 東松照明が島々で確かめていった生活の実感」
・島崎遥・藤代陸「高度経済成長期以前の八幡洞海湾における船上生活:子ども時代に船上生活を経験した姉妹への聞き取り調査をもとに」
・小口藍子「男たちはなぜ化粧するのか:現代日本男性のライフストーリーから」

◆  会場3(しらかみ)
司会:酒井朋子(京都大学)、椙本歩美(国際教養大学)
・吹原豊「開かれた祖国への扉:あるミナハサ日系人のライフストーリーから」
・西本陽一「北タイ山地少数民ラフによる「ビルマ(族)」の語り:キリスト教徒ラフ族にとっての異郷と故地」
・奈良雅美「異文化の狭間で揺れる絆:日本に住むフィリピン人女性のライフヒストリー」
・木川剛志「和歌山県の海外移住者の研究:木曜島白蝶貝産業における移民のライフストーリー」
・中原逸郎「花街(かがい)の回想:新聞掲載「花街誌」を参考に」

12:00~13:30 昼休憩 理事会
13:30~16:00 大会校企画 ワークショップ(会場1 十和田)
16:00~17:00 総会
17:30〜    懇親会(アスパム14階 うみとひかり)


◆  9月15日(日)
会場 青森公立大学
9:30~12:00 自由報告部会 2日目

●  会場1(543室)
司会:小林多寿子(一橋大学)、清水亮(慶応義塾大学)
・久野亜希子「アイヌ女性の「学び」の語りを読み解く:アイヌ民族研究における対話的構築主義を手がかりとして」
・吉本裕子「観光地で和人がアイヌ舞踊の踊り手になる:和人女性の経験的語りから」
・馬場由美子「ウルグアイ日本人移民の拠点「日本人会会館」とコミュニティの変容:一世たちの語りから」
・松平けあき「日系アメリカ人二世従軍のオーラル・ヒストリー:アーカイブ化された資料の研究利用をめぐって」
・高橋侑里「解放と再生の帝国主義神話“Americanization of world justice “に対峙するアジア系によるアクティビズムの可能性と限界」

●  会場2(544室)
司会:佐野直子(愛知県立大学)、能川泰治(金沢大学)
・中村貴「現代上海在住日本人における「上海ロックダウン」の語り:非日常の日常化と彼らの位置性(positionality)を中心として」
・朱子奇「1990年代における中国テレビ・ドキュメンタリーの制作手法の転換:日中の制作者たちの証言から」
・王石諾・三好恵真子「日中「二つの東北」を生きる結婚移民の中国人女性たち」
・酒井順子「市民の主体的参加による地域オーラル・ヒストリーの可能性:近郊都市として発展した基地の街で聞こえる/聞こえない多様な声を探して」
・坂本知壽子「出会わなければならない、しかしもう聞き取ることはできない語りとのつながり方:過去に確かに存在した他者の苦痛は語り継げるのか」

●  会場3(545室)
司会:橋本みゆき(立教大学ほか兼任講師)、今野日出晴(岩手大学)
・小谷英里「長崎で加害の歴史を伝える人々の実践の生成過程:原爆被害との接点に着目して」
・屈帥帥「中国人被爆者の原爆体験が遺族に与えた影響:強制連行労働者の被爆者の子孫を対象にした聞き取り調査から」
・各務宇春「両親や祖父母など身近な人を対象にしたオーラル・ヒストリーの意義と方法」
・岡田祥子「風呂屋の息子は風呂屋するの嫌なんですよ」:大阪市生野区「めがね温泉」の経営継承をめぐる語りから」
・原田利恵「水俣病被害地域における流産・死産:生まれなかった命に関する証言」