板橋茶論8月例会

 板橋茶論の8月例会は、合宿研究会として行ないます。
 今回は、小田実『世直しの倫理と論理』(岩波新書)を輪読します。1972年に書かれたものですが、現在において読んでも新しいという意味で「古典」にふさわしい著作です。ポスト3・11を生きる私たちが直面している課題は、端的にいえば「世直し」です。市民自治によって社会をデザインしなおすことだと言い換えることができ、そうした市民としての生き方を可能にするための方法なり哲学がいま求められていると考えます。

 レポーターは、板橋茶論の武田和夫さん。1948年兵庫県生まれ。東京大学法学部中退。全共闘世代。山谷労働者の解放運動を経て、77~82年まで永山則夫裁判を支援。死刑囚支援を通じて死刑廃止に独自の立場からかかわってこられました。なお、事前に本を読んでおられなくても、どうぞ遠慮なさらずにご参加ください!
 いつもの話題提供者による問題提起は、地域の社会的活動にたずわってこられた2人の女性にお願いしました。
 一人は小松容子さん。生活クラブ生協のアクティブな組合員。現在は、みらいネット高島平のメンバーとして地域活動に取り組んでおられます。今回は市民としての板橋区政とのかかわりで感じてきたこと、いま考えていることを話していただきます。
 もう一人は、亀岡恵子さん。ジェンダー問題に深い関心と知識を持ち、板橋における男女共同参画の取り組みに積極的に関わってこられました。板橋の男女共同参画行政の現状と課題についてのお話をうかがいます。そのなかで、ジェンダー視点の社会認識における有効性も示されるものと期待しております。
 日程は8月20日~21日。場所は関東近辺(奥多摩、清里、熱海など)を検討しています。1泊2日での開催です。宿泊料は1泊2食つき、10000円以内を考えております。参加を希望される方は、宿泊予約の関係もありますので、8月8日(月)までに、板橋茶論事務局・和田まで申し込みを
お願いします。宿泊場所などは後日、決まり次第、参加者にお知らせします。

 現時点で以下のような内容を予定しております。

 第25回 板橋茶論 小田実の「世直し」論からの問いを受けとめる
 〈日時〉8月20日(土)~21日(日)
 1日目 14時~17時 小田実『世直しの倫理と論理』(岩波新書)の輪読
     17時~20時 自由時間・夕食・入浴
     20時~ 話題提供① 小松容子さん
     22時ごろより 懇親会(板橋茶論でやりたいことを語ろう!)

 2日目 8時~ 朝食
     9時~12時 話題提供② 亀岡恵子さん

■「板橋茶論」へのお問合せ
 「板橋茶論」事務局(和田) E-mail:yuwada[at]jcom.home.ne.jp