第21回「板橋茶論」(4/10日)

地元の板橋で「板橋茶論(いたばしさろん)」

という集まりをもっています。
2009年から、おおよそ月に1度のペースで学習会をひらいています。
板橋茶論のホームページは、http://itabashisalon.net/ です。

4月の例会は、オーラルヒストリーに関係するテーマですので、ご紹介いたし
ます。もしよろしければ、足をお運び下さい。

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 第21回 「板橋茶論」のご案内
 〈日時〉 2011年4月10日(日) 14時~17時
 〈場所〉 志村坂上地域センター
   小豆沢2丁目19番15号 電話番号03-3969-7577
 〈話題提供者〉森美枝子さん
  「女性が働き続けることの戦後史―〈私〉と東武労組婦人部の経験から」

 今回の板橋茶論の話題提供者は、『発車オーライ 東武労組婦人部のあゆ
み』(ドメス出版、2008年)を中心となって編集された森美枝子さん(東武労組
女性運動史研究会)です。同書は「働き続けよう」を合言葉に励まし合ってきた
東武労組の婦人部員たちの軌跡を聞き書きと通史で綴った貴重な現代史です。森
さん自身は1944年に生まれ。1962年に東武バスに入社し、2004年に定年退職をさ
れました。
 1979年に女性差別撤廃条約が国会総会で採択されました。性別役割分業をとら
え返し、ジェンダー平等を実現することは20世紀後半の主要な世界的課題でし
た。日本が女性差別撤廃条約に批准したのは1985年。この年は男女雇用機会均等
法が成立した節目でした。1990年代にはいると政府は「男女共同参画」へと政策
を大きく転換しようとしますが、90年代後半にはジェンダーバックラッシュが起
こります。いまだに日本社会には固定的な性別役割意識が根強く、女性が働き続
けるための社会環境整備は貧困です。女性の社会進出は古くて新しい課題です。
 高度成長期から新自由主義時代にかけて働き続けた女性たちの経験に耳を澄ま
すなかで、〈女性と労働〉という視角から現在とはどういう時代なのかを考えた
いと思います。
 *当日参加も歓迎です。特別保育はありませんが、子どもを連れての参加も可
能です。気兼ねなくお越し下さい。