家族問題研究学会研究会(早大)2011/1/23

日時:1月23日(日)13:00~16:00

会場:早稲田大学人間総合研究センター分室(レストラン高田牧舎2階)
交通アクセス:  http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html
*キャンパスマップでは、27号館-8
企画趣旨:
 家族問題研究会では、ヨーロッパ人類学における社会的ネットワーク研究の中心的研究者であり、わが国ではその主著”Friends of Friends: Networks, Manipulations and Coalitions” (1974が翻訳されている(『友達の友達 ―ネットワーク、操作者、コアリッション』、未来社、1986年)で名高いジェレミー・ボワセベン氏の来日を機会に、氏をお呼びした研究会を開催します。ボワセベン先生は、現在82歳とご高齢ながら、とてもお元気です。しかし、その長い研究経歴の中で、フィールドを地中海のマルタ島を中心にしていることでは変わりないのですが、現在では環境人類学を主たる研究テーマとしており、社会的ネットワーク研究はいわば過去の研究テーマということです。そこで、ボワセベン先生には、ご自身が社会的ネットワーク研究に取り組まれていた1970年代前後のヨーロッパの人類学での社会的ネットワーク研究の展開を回顧してもらいます。それに対して、ほぼ同時期の1970年代前半にアメリカ留学中に社会的ネットワーク研究の洗練を受け、それを日本の家族社会学に導入した目黒依子先生に、日本の社会学研究における社会的ネットワーク研究の意義やその後の展開について報告していただきます。報告後は、お二人とさらにフロアも交えて、人類学と社会学、ヨーロッパと日本、過去と現在など、さまざまな観点から社会的ネットワーク研究の議論ができることを期待しています。
 
司会:野沢真司(明治学院大学)
報告者1:ジェレミー・ボワセベン(アムステルダム大学名誉教授)
 *通訳あり
報告者2:目黒依子(上智大学名誉教授)
*参加費
 会員は無料、一般非会員は500円、学生非会員は100円
 
関連URL: http://www.geocities.jp/jeremy_boissevain/index.html