9/18アメリカ元捕虜&家族との交流会.浜松町

来たる9月12日~19日、第2次世界大戦中に日本軍の捕虜となり過酷な生活を強いられたアメリカの元捕虜6人とその家族・遺族の方々計14人が、日本政府の招聘で来日します。長年の運動の末、戦後65年目の今年初めて実現することになったのです。
アメリカ兵捕虜のほとんどはフィリピンで捕虜となり、「バターン死の行進」や悲惨な輸送船の旅、フィリピン、台湾、日本、朝鮮、奉天などでの過酷な収容所生活で多数が命を落とし、生き延びた人々も心身に刻まれた深い傷に苦しみながら戦後の日々を生きてきました。
今、多くはこの世を去り、残っている人々も80代後半~90代の高齢となってしまいましたが、6人の元捕虜の方々はせめて生きている間にかつての苦難の地を再訪し、自分たちの体験を少しでも多くの日本人に知ってほしいという願いを抱いてやってこられます。
そこで、9月18日(土)午後、日本の市民との交流会を催すことにしました。彼らの体験・声に真摯に耳を傾け、対話し、今私たちが市民として何ができるかを考える機会としたいと思います。
皆さんぜひお誘い合わせてご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。
 
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<日時>
 9月18日(土)14:00~17:00
<会場>
 芝パークビル地下1階・貸し会議室「AP浜松町」Cルーム
 地図 http://www.ap-hamamatsucho.com/info/access.html
<交通>
 JR山手線・京浜東北線「浜松町」北口7分/地下鉄大江戸線「大門」A6出口3分/
地下鉄三田線「芝公園」A3出口3分
<会費>
500円
 
<来日メンバー>
(1)Lester Tenney氏と夫人
 バターン死の行進→オドネル収容所→カバナツアン収容所→「トコ丸」→ 福岡第17分所(大牟田・三井炭鉱) 
(2)Joseph Alexander氏と夫人
 ミンダナオ島で降伏→東京本所(品川)→東京第2分所(川崎扇町)→東京本所(大森) 
(3)Edward Jackfert氏と夫人
 ミンダナオで降伏→「鳥取丸」→東京第2分所(川崎扇町) 
(4)Donald Versaw氏と令嬢
 カバナツアン収容所→クラーク基地→「日昌丸」→福岡第7分所(二瀬炭鉱)
(5)Robert Rosendahl氏と子息
 バターン死の行進→奉天収容所
(6)Earl Martin Szwabo氏と夫人
 コレヒドールで降伏→パラワン島→「マテマテ丸」→名古屋第3分所(船津)?or名古屋第4分所(四日市)?
(7)Janice Thompson氏(子孫グループのリーダー)
 父Robert Thompson: コレヒドールで降伏→ビリビッド収容所→「鴨緑丸」撃沈→「江の浦丸」撃沈→「ぶらじる丸」→門司→奉天収容所
(8)Nancy Kragh氏(POWの子孫)
 父Clarence H.White:バターン死の行進→「鴨緑丸」撃沈→「江の浦丸」撃沈で死亡
<日程>
11日(土)アメリカ発
12日(日)東京着、東京泊
13日(月)米大使館歓迎会/政治家面会等/国際基督教大講演会/東京泊
14日(火)地方泊(収容所跡など各自の希望地訪問)
15日(水)京都泊
16日(木)京都泊(霊山観音他)
17日(金)政治家面会等/共同記者会見/外務省歓迎会/東京泊
18日(土)横浜英連邦墓地/市民交流会/東京泊
19日(日)離日
 
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<主催>「捕虜 日米の対話」/POW研究会/元捕虜・家族と交流する会
<参加申し込み・問い合わせ> POW研究会事務局 笹本妙子
Tel : 045-715-3522  Fax: 045-715-3591 
E-mail: kiki@ee.catv-yokohama.ne.jp