JOHAニュースレター第15号

第7回オーラル・ヒストリー学会年次大会が、はじめて北海道で開かれます。
大会報告者募集!!
http://joha.jp/?eid=99

【目次】
(1) 第7回大会案内
(2) JOHA第5回ワークショップのお知らせ
(3) 理事会報告
(4) 理事選挙のお知らせ
(5) 会員からシンポジウムのご案内
(6) 編集委員会からお知らせ
(7) 会計からのお願い
(8) 事務局から

(1) 第7回大会案内

日時:2009年9月12日(土)~13日(日)
会場:北星学園大学 札幌市厚別区大谷地西2-3-1
http://www.hokusei.ac.jp

 第7回大会は、JOHAの年次大会としては初めて北海道で開催されることになりました。北海道は先住民族アイヌの豊かな口承の伝統の地であると同時に、和人による同化政策によって言葉や文化を奪われたアイヌの人々の記憶の地でもあります。アイヌ文化振興の気運の高まる現在、人々は多様な、時には斬新な形態で「語ること」によって民族の過去、現在、そして未来をどのように紡ごうとしているのか。シンポジウムは、報告者それぞれの個人史を通して、アイヌのオーラル・トラディションの今を参加者と共有する時間とする予定です。多くの会員のご参加を期待いたします。(研究活動委員会:第7回大会担当 吉田かよ子)

大会プログラム
http://joha.jp/?eid=102

(2) JOHA第5回ワークショップのお知らせ

http://joha.jp/?eid=100

(3) 理事会報告

1.2008~2009年度第1回理事会報告
日時:2008年11月29日13:00~16:00
場所:日本女子大学

議事録
0) 2007~2008年度第5回議事録承認
1) 第6回大会について
(1)大会全体について
参加者延べ100名、4セッションのうち沖縄戦にかんする三報告があった第一分科会、研究実践交流会に参加者多数、シンポのテーマは今後深めていきたい
(2)大会会計について
(3)今後の課題
 大会のもちかたに関連して学会の性格および運営方法について、さまざまな意見が交わされた。
2) 2008~2009年度理事会体制の確認
 昨年度の体制を維持する。7回大会、または東京、あるいは関西でミニシンポなどの開催を企画する。今年度は来年6月、7月ころミニシンポ、ワークショップなどの企画の実現を予定し、次回理事会に担当者は企画案を提案する。
3) 研究活動委員会報告
 第7回大会は2009年9月12・13日に開催12日は遠方からの参加者の便を考慮して11時から理事会にし、午後に分科会、シンポを設定。シンポテーマは「地域とオーラルトラデイション」としてアイヌ民族をめぐる問題をとりあげる。
4) 編集委員会報告
(1)永久保存本、各号10冊は事務局に保存する。
(2)寄贈本について
(3)会誌販売は丸善を通じて行うよう手続きが完了した。アマゾンにリストアップし宣伝販売する手続きも完了。
(4)(学術定期刊行物)科研費成果公開促進費の申請をおこなった。
(5)投稿論文・査読、論文スタイルのガイドラインについての提案がなされた。
5) オーラルヒストリー研究ガイドラインについて
 論文ガイドラインの作成に関連してオーラルヒストリーに関する倫理や著作権などさまざまな規定を委員会を設置して検討することになった。
6) 学会誌電子化について
 12月末を目途に1号、2号の寄稿者への電子化許諾作業を続けていることが報告され、CiNiiでの論文本文の電子化は許諾を得られた人に限ることが確認された。
7) ニュースレターの担当者の確認
8) 会計報告
9) 事務局報告

2.2008~2009年度第2回理事会報告
日時:2009年3月7日13:00~17:20
場所:日本女子大学

議事録
0) 2008~09年度第1回議事録承認
1) ワークショップの件
(1)2名のコーディネーター中心に準備が進められている。数名からの問い合わせがあり、セッション構成可能。司会者・報告者等の詳細を4月のニュースレターで報告予定。会場使用料無料化のため、上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科国際関係論専攻との共催が承認された。
(2)前回ワークショップは学会誌第5号に小特集(原稿自体は蘭理事が集約し、4月末に揃える予定)を、今回のワークショップは第6号に小特集を予定。
(3)今回のワークショップは実践講座的なものではなくテーマセッション。次年度以降は、このようなテーマセッションならば、学会大会のなかに位置づける可能性もあること、ワークショップは従来のような実践講座的なものの開催を検討することが確認された。
2) 編集委員会報告
(1)現時点で大学図書館は本学会誌を27館が所蔵し(前回報告より2 館増)、県立図書館も2館ほど所蔵。所蔵可能大学については、今後の寄贈が承認された。学会誌の販売として、アマゾンへの手続きが進行中。
(2)学会誌の発行サイクルが確認された。
(3)学会誌広告依頼先を確認した。
3) 学会誌ガイドラインの件
(1)2008年10月2日に修正された「執筆要項」が示され、他領域にまたがる本学会では、それぞれの分野の慣行にしたがうことでよいということが確認された。英文についてはシカゴスタイルを踏襲。
(2)査読規定について確認。
(3)会長・編集委員長経験者(および分野別のバランスを考えたメンバー)を「編集顧問」(任期無期)として、今後の学会誌編集にご協力いただくことが提案され、承認された。
(4)査読者・編集顧問等の公開が検討され、他学会の状況等などを見た上で、当分の間本学会では現状通り公開はしないことが確認された。
4) 電子化の件
 学会誌 3,4号はすでにCiNiiに掲載されていること、および1,2号の執筆者についての許諾状況について報告された。
5) 第7回大会の件
(1)前回理事会で提案した内容とは大きく異なる内容を検討中であることがパネリスト案として提示された。
(2)担当の吉田理事と清水理事にシンポジウム案の最終的議論を一任した。
(3)会場校の北星学園大学へ公開講座補助金を申請することが報告された。
(4)シンポジウムタイトルは、「アイヌのオーラルトラディション」に決定。
(5)「日本以外の先住民族問題(外国のマイノリティ)」という内容での自由報告を集めた分科会を企画し、ニュースレターで公募。
6) 学会倫理規程の件
(1)話し手に対する倫理、アーカイブ構築のための倫理などがとくに重要であることが示され、指針(素案)や日本や英国・豪州などの状況その他の質疑応答がなされた。
(2)ニュースレターなどで各国の情報を提供する方向が提案された。
(3)理事会で拙速に指針案をまとめて提