ハンセン病療養所のなかの家族―隔離生活の夫婦のかたち-
ハンセン病療養所のなか結婚の対する今日的評価は、療養所内の出生防止と性生活の管理を可能にし、療養所で強いられる「別の人生」に意義を与える装置であったとされる。この解釈はポリティカリー・コレクトな力をもつため、国家賠償訴訟でよく用いられた。本報告では、訴訟によるモデル・ストーリー、さらには療養所内社会のモデル・ストーリー、個別的な語りとの関係を問い直してみたい。
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The family in a Hansen’s disease sanatorium –The form of married couple of an isolation life–
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