『被爆体験』を語ること–長崎の証言者によるライフヒストリーを手がかりに
フィールドワークで出会った長崎の証言者によって語られるライフヒストリーを分析することで、一般に「被爆体験」とよばれる経験を彼らがどのように定義しているのか、それぞれの語り手の間にみられる差異を中心に検討する。証言運動の場においては「言いよどみ」「つまづき」「沈黙」の少ない彼らの語りを、〈私〉はどのように聴き取っていくことができるのか。この問いにたいする一つの補助線を引くことを本報告の目標としたい。
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How survivors of the Nagasaki atomic bombing tell their experience of ‘Hibaku’–Based on the testimonies/life-stories of the Nagasaki survivors.
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