第3回大会:1日目

【1日目:13:15~17:30】
シンポジウム(地下会議室)
1. タイトル
* 「地域におけるオーラル・ヒストリー実践の課題と可能性」
2. パネリスト
* 江刺昭子(神奈川県史の会)
* 岸衛(反差別国際連帯解放研究所しが)
* 伊地知紀子(在日済州島出身者の生活史を記録する会)
* 本島和人(長野満蒙開拓を語りつぐ会)
* 清水崇史(震災犠牲者聞き語り調査会)
3. コメンテータ
* 李榮汝(アプロ女性実態調査プロジェクト)
* 岡真理(京都大学大学院人間・環境学研究科)
* 香月洋一郎(神奈川大学)
4. 司会
* 折井美耶子・蘭信三
懇親会 18:00~20:00 於時計台西南「カンフォーラ」(参加費3千円)
シンポジウムの概要
1. シンポジウムの題目
「地域におけるオーラル・ヒストリー実践の課題と可能性」
2. シンポジウムのねらい
世紀の転換点をむかえ、「記憶と歴史」をめぐって世界中で様々な議論がたたかわされました。そのなかで、オーラル・ヒストリーの可能性があらためて注目されてきました。日本においては柳田民俗学という長い伝統がありましたが、改めてオーラル・ヒストリーが注目され、相次いでいくつかの学会と協会が組織されました。その一方で、地域社会においてはオーラル・ヒストリーに関するグループが様々な実践活動を展開してきました。そこで、各地で活動するグループに登壇していただき、各グループの成り立ち、活動内容、課題などを報告していただき、地域社会におけるオーラル・ヒストリー実践活動の現状と課題を論じ、オーラル・ヒストリーのひとつの可能性を探っていきたいと思っています。
3. パネリスト
江刺昭子さん、岸衛さん、伊地知紀子さん、本島和人さん、清水崇史さんをパネリストとして迎え、それぞれ実践活動されている地方女性史、反差別、在日済州島出身者、満蒙開拓体験者、阪神淡路大震災者とオーラル・ヒストリーについて報告していただきます。
4. コメンテータ
コメンテータには李榮汝さん、岡真理さん、そして香月洋一郎さんをお迎えし、パネリストの報告を多様な視点から論じていただきます。
5. 総合討論
パネリストの報告、コメンテータのコメントをもとに、会場からの発言もあわせてシンポジウムのテーマについて約1時間ほどの総合討論を予定しております。皆様の積極的なご発言・ご参加をお待ちしております。